【昔書いたSSシリーズ(2011)】
※魔法少女まどか☆マギカの二次創作SSです。おそらく、SSを書き始めた最初期の作品だと思います。まどほむさやあんの四人+淫獣一匹が温泉旅行でハシャイジャッテなお話です。未完。マミさんハブ注意。(本文-約47,000文字)
以下、原文まま。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
QB「お友達キャンペーンで4人一部屋プランをやってる!無料送迎付きの1泊2日で一人6980円だよ!しかも部屋は特別和室だ!」キラキラ
まどか「わっ!?びっくりした・・・」
さやか「うわわっ!?あんた、どっから入ってきたのよ!?」
杏子「急になんなのさ~」モグモグ...
QB「人数限定だよ!あと1組分の枠しか残っていないんだ!今すぐ契約を!」バンッ!
さやか「い、いや・・・そんないきなり言われても・・・」
杏子「てか、あたしたちはあんたの友達でもなんでもねーだろうが」ムッ
まどか「ふぅ~ん・・・温泉かぁ・・・」
QB「まどかは興味があるのかい!?」キラキラ
まどか「ティヒヒwwみんなで行ったら楽しいかなぁ~って♪」
QB「まどかは賛成なんだね!杏子とさやかはどうだい?」キラキラ
さやか「そ、そんな目で見んな!あ、あんたそういうキャラだっけ・・・!?」ガード
QB「杏子!きょうこ!パンフレットに食事について書いてあるよ!バイキングと部屋食があるみたいなんだけど・・・」
さやか「うーわぁ・・・聞いてねぇし・・・」イラッ...
杏子「うぜ~あたしは興味ないね~」バリバリ
QB「ふむふむ・・・夕食バイキングは三大ガニ食べ放題に自分で作るオリジナル海鮮丼、高級和牛ステーキなどが目玉みたいだね」
杏子「!」ピクッ、
QB「他にも各種洋食、中華、和食、サラダバー、カレーなんかもあるみたいだね。あとソフトドリンクも飲みほ――」
杏子「おいッ!」ガシッ!
QB「!?」
杏子「 デ ザ ー ト は ?」ゴゴゴゴゴ...
QB「ジョ・・・ヂョコレ゛ードボンデュに゛、アイヅグリ゛ームヴァー・・・ジュッじゅるい゛いじょうのプチゲーギどががあ゛るみだい゛だね・・・」
※チョコレートフォンデュにアイスクリームバー、10種類以上のプチケーキとかがあるみたいだね
杏子「よしッ!あたしも行くよ!いや、あたし一人でも行くぞ!!」ポイッ!
QB「ギュピェッ!?ゲフン!ゲフン!」
まどか「だ、大丈夫?キュゥべえ・・・」
QB「ふぅ・・・さて、残るは一人・・・美樹さやか!もちろん君も行くよね!?」キラキラ
さやか「だからその目で見るなぁっ!」ガード!
QB「行くよね行くよねさやか行くよね行かないとは言わせないよさやか行こうよ!!!」キラキラキラキラ
さやか「だぁーっ!!わかった!わかったからっ!行くから顔を近づけるなぁっ!///」キュンキュン
QB「わーい!これで4人そろって特別和室だぁー!」バンザーイ!
さやか「あんた、本当は感情あるんじゃないの・・・?」
杏子「こいつ、どっかに頭でもぶつけたのか・・・?」
まどか「ウェヘヘ…キュゥべえって無愛想だと思ってたけど、意外と子供っぽいところあるんだね・・・」ニガワライ...
まどか「・・・あれっ?」
QBさやあん「?」
まどか「ところで・・・キュゥべえって”一人”にカウントされるのかな・・・?」
QB「」ガビーン
さやか「あ~確かに・・・どっちかっつーと一匹よね・・・」
杏子「つーかアンタさぁ、普通の人間には見えないんでしょ?論外じゃん」
QB「し、しまった・・・その点については考慮していなかったよ・・・」ガクッ...
まどか「マミさん誘えばいいんじゃないかな?そうすれば4人だし、キュゥべえは他所の人に見えないから一緒に来ればいいよね」
QB「ハッ!?そうか・・・!その手があったぞ!まどか、君は天才だ!流石は僕が見込んだだけあるよ!よっ、にくいねっ!最高!」パンパン!
まどか「い・・・いやぁ・・・そんな・・・///」テレテレ...
さやあん(淫獣ウゼェ・・・)
QB「さぁ、そうと決まれば話は早い。まどか!マミに連絡を!」
まどか「うん」ピッポッ...
ほむら「その必要はないわ」ガラッ!
QBまどさやあん「!?」
ほむら「話は聞かせてもらった」ドスドス...
さやか「って、おいおいおい!?ちょっとあんた!人んちに窓から土足で入ってこないでよぉっ!」
杏子「聞かせてもらったって・・・ここ二階だぞ・・・?どこでいつから聞いてたのさ・・・」ゾゾゾ...
ほむら「・・・」ジロッ
まどか「うぇ!?ほ、ほむらちゃん・・・?」ビクッ...
ほむら「・・・ぐすん」ウルッ
QBまどさやあん「!?」
ほむら(どうして私よりも先に巴マミの名前が出てくるの・・・?ねぇどうして・・・まどかぁ・・・)ウルウル...
ほむら(それに今日だって美樹さやかの家でお菓子パーティ・・・私はお呼ばれしてない・・・)ポロッ...
まどか「な、泣いてるの・・・?」
ほむら「!」ゴシゴシ
ほむら「・・・ところで今日もいい天気ね」ファサッ...
さやあん(あっ、なんか誤魔化した)
ほむら「それはそうと・・・私も一緒に行ってもいいかしら?温泉旅行」
さやか「げぇ・・・あんたも行くの?」
ほむら「不満?」キッ...
さやか「うぅん・・・みんなはどう?」
杏子「あたしはどっちでもいいよ?バイキングさえ食えりゃあとはどーでもいいし」バリボリ...
まどか「ほむらちゃんも一緒に行こうよ!きっと楽しいよ!」ニパッ☆
ほむら「・・・///」ホクホク...
ほむら「・・・」チラッ...
さやか「うぇ・・・?」
ほむら「もう一度訊くけれど・・・不満?」ドヤァ...
さやか「むむ・・・いや・・・別にいいけど、何その顔・・・」ジトー...
QB「暁美ほむら!君について、今回ばかりは僕も大歓迎だよ!君が加わることで必要な人数が揃うからね!じゃあ、これでマミを呼ぶ必要はなくなった」
まどさや「ええっ!?」
さやか「マミさんも誘ってあげようよ!」
まどか「そうだよ!あんまりだよ!」
杏子「ん・・・別にマミの奴も誘ったって問題ないだろ?」
QB「いや・・・パンフレットには”4名様の以上の場合はキャンペーンの対象外になります”と書いてある」
まどか「それでもいいんじゃない?マミさんだけ仲間はずれにしちゃあ、かわいそうだよ・・・」
QB「そうなると特別和室はナシ・・・バイキングのソフトドリンク飲み放題サービスもなくなって、料金は通常の一人16800円になってしまうけど・・・」
杏子「はぁ!?最悪じゃねぇか!じゃあ、今回はマミ抜きだ」キッ...
さやか「あぁ~・・・マミさん・・・今回はごめんなさいかなぁ~・・・」ニガワライ...
まどか「ふぇぇ!?さ、さやかちゃんまで・・・!?」ガーン!
ほむら「まどか、こんなことを言いたくはないのだけれど・・・あなたが巴マミを誘うことでみんなに迷惑をかけてしまうのよ」
まどか「ふぇ・・・で、でも・・・うぅ・・・」ショボーン...
ほむさやあんQB「・・・」ジーッ...
まどか「・・・」シュン...
まどか「・・・マミさんには・・・お土産買ってきてあげればいいかな・・・」
ほむら「下手に私たちだけで旅行に行ったことを教えないほうがいいわ。知らないほうが巴マミは幸せよ」
まどか「ううっ・・・こんなのってないよ・・・マミさん、ごめんね・・・?」ショボーン...
QB「よし!それじゃあ、予約してもいいかい?」
杏子「アンタにできんのかよ?」モグモグ...
QB「マミに頼めばいいじゃないか」
まどか「待ってよ!」
ほむら「待ちなさい!」
さやか「ちょっと!」
杏子「おい!」
QB「冗談に決まっているじゃないかwwwwwまさかこの状況で真に受けるだなんてわけがわからないよwwwwww」ゲラゲラ!ノタウチマワリ
ほむさやあん(淫獣クソうぜぇ・・・)ビキビキ...
まどか(今日のキュゥべえ・・・なんか変・・・)
QB「じゃあ、代わりに一番しっかりしてそうな君にお願いしてもいいかな?暁美ほむら」
ほむら「ええ、問題ないわ」ファサッ...
~ 旅行前夜 まどホーム ~
まどか「えっと、着替えと・・・お風呂セットと・・・あっ、タオルとかはあるのかな?」
まどか「お菓子、ちょっと買いすぎちゃった・・・ウェヘヘ…」ニガワライ...
まどか「ティヒヒww早く明日にならないかなぁ~♪」
~ さやホーム ~
さやか「明日、なに着てこうかな・・・?まぁ、どうせ温泉ついたら浴衣なんだし、楽なやつでいいか」
さやか「あ、服の話をすれば杏子のやつ・・・ちゃんと着替えとか持ってくんのかな?いつも同じ服着てるし・・・」
さやか「ヒヒッwwせっかくだからこの機会に、さやかちゃんとっておき!おニューのストックを恵んでやるとしますか♪」ニヤッ
~ あんルーム ~
杏子「どういうことだ、オイ・・・」wktk
杏子「眠れねぇぞ・・・」wktk
杏子「は、早く寝ないと寝坊しちまうじゃねーか・・・!」wktk
~ ほむほーむ ~
ほむら「おろしたての着替えよし・・・いろいろ入ったポーチよし・・・マムシドリンクよし・・・」
ほむら「・・・デジタルカメラよし・・・HDビデオカメラよし・・・防水カメラと超小型防水カメラよし・・・」
ほむら「あとは明日に備えて寝るだけ・・・んふぅっ!///」ドサッ!ゴロゴロ...
~ マミホーム ~
QB「ふ~ん♪ふふーん♪」
マミ「ふふっ、今日はずいぶんとご機嫌なのね」
QB「そうかい?僕に感情はないから単なる君の思い込みだよ」ニコニコ ←いつもより高い声
マミ「なにか私に隠し事してな~い?」
QB「そんなことないよ、マミ」
マミ「ふーん・・・」
QB「ああ、そうそう。僕、明日は用事があって帰ってこないからご飯はいらないよ」
マミ「あら、どこかお出かけ?」
QB「まぁ、そんなところかな」
マミ「丁度よかったわ。私も出かける予定があるのよ」
QB「そうなの?」カシゲ...
マミ「本当はあなたも一緒に行けば良いと思っていたのだけど・・・」
QB「どこへ行くつもりだい?」
マミ「ふふっ・・・じゃーん!」
【今がチャンス!一人で湯ったり♪温泉ツアー(往復送迎付き)※お一人様限定のプランです】
QB「」
マミ「たまにはちょっと贅沢してもいいかなぁ~って♪」
QB「そうなんだ」
QB(このパンフレットの写真・・・まさか同じ温泉じゃあ・・・)
マミ「うふふ♪」ニコニコ
~ 当日 駅前 ~
まどか「さやかちゃーん!ほむらちゃーん!おっはよー!」タッタッタッ
さやか「おぉ!おはよー!」
ほむら「おはよう、まどか」ファサッ...
QB「おはよう!僕もいるよ」
まどか「あっ、おはよう!キュゥべえ」
まどか「あれっ?杏子ちゃんは?」
ほむら「まだ来ていないわ」
さやか「あいつのことだから、寝坊でもしてんじゃないの~?」
QB「・・・三人とも、ちょっと話がある」
まどほむさや「?」
QB「マミのことなんだけどね・・・」
まどか「ふぇっ・・・マミさん・・・?」
QB「もしかしたら、僕たちと同じ温泉に泊まるかもしれないんだ」
まどさや「ええっ!?」
ほむら「!?」
さやか「ど、どういうことよぉ!?」
QB「実は昨日、かくかくしかじかで・・・」
ほむら「往復送迎付き・・・同じ温泉なら、送迎バスまで同じ可能性もあるわね・・・」
QB「とりあえず、僕が出てきたときにはまだ家にいたけどね」
さやか「どうしよう・・・マミさんと会ったらものすごく気まずいぃ・・・」ズゥーン...
まどか「うぅ~・・・」ショボボ...
スタッ・・・
まどほむさや「!」ドキッ...!
杏子「よう!」
まどほむさや「はぁ~・・・」ホッ...
杏子「?」
さやか「なんだ、あんたかぁ・・・びっくりさせないでよね・・・」
杏子「はぁ?あたしが何したってのさ?」
ほむら「いえ・・・ただ、かくかくしかじかで・・・どうやら私たちと同じ温泉に巴マミが宿泊するようなの」
QB「あくまで可能性は捨てきれないレベルの話だけど。もしかしたらよく似た別の温泉かもしれないし」
杏子「ふ~ん・・・ま、まぁ、あたしはあんま関係ないかなぁー・・・?」プイ...
さやか「あー、一人だけずるーい。万が一のときは、あんたも同罪だかんねー?」ジトー...
ブーン・・・キキッ、プシューッ・・・プシーッ!ガタンッ...
さやか「あ・・・バス・・・」
まどか「マ・・・マミさん・・・来てないよね?別の温泉だったのかな・・・?」キョロキョロ...
ほむら「そうであることを祈りましょう」ファサッ...
杏子「さっ!余計な心配事は忘れて、早く乗ろうぜ?」ニヤッ
~ バスの中 ~
さやか「まどかぁ~どこ座る~?」
まどか「あ、さやかちゃん一緒に座ろっか」
ほむら「!?」(おのれ美樹さやか・・・!先をこされるなんて・・・)ギリッ...
杏子「あたし窓際!窓際ね!なぁ、いいだろ!?ほむら!」キラキラ
ほむら「ええ・・・好きにして・・・」ガッカリ...
QB「僕も窓際がいいな!まどか、窓際に座ってよ!」
まどか「もう、はしゃぎすぎだよ~。さやかちゃん、窓際座っていい?」クスッ...
さやか「うん。ったく・・・あんまりうるさくしないでよ?他の人には聞こえなくても、あたしたちにはいい迷惑なんだから」
QB「わかっているさ!」キラキラ
杏子「お?お?なんだコレ?」ポチッ、
キンコーン!
杏子「おおっ!?」ポチッ、ポチッ、ポチッ...
キンコーン!キンコーン!キンコーン!
ほむら「や、やめなさい佐倉杏子・・・!杏子ッ・・・!」(ああ・・・車内の視線が・・・!)オロオロ...
ベツニヘルモンジャネーシイイダロ! ソウイウモンダイジャナイノ!バカッ! ギャーギャー!
さやか「まどか・・・あたしたちは他人のフリね・・・?」ヒソヒソ...
まどか「そ、そうだね・・・」ニガワライ...
さやか「でさ、キュゥべえ?予約した温泉って、なんていうところなの?どんなとこ?」
QB「手井呂(てぃろ)温泉!すぐ近くに活火山があって、温泉は主に白くにごった熱いお湯が特徴だよ。周りは山と森に囲まれていて、温泉街には独特の臭いがするらしい」
ほむら(にごり湯・・・ッ!?これは想定外だわ・・・”鑑賞会”が難しくなったわね・・・)ガッカリ...
さやか「へぇ~景色とかは良さそうね。それで、私たちが泊まるトコは?変なオンボロ幽霊屋敷とかじゃないでしょうねー?」
まどか「ゆ・・・幽霊・・・!さやかちゃん怖いこと言わないでよぉ・・・」ゾゾゾ...
QB「大丈夫!手井呂温泉の中でも歴史ある老舗だけど、幾度の増改築で近代的な造りだ。規模としては手井呂温泉街で一番じゃないかな」
まどさや「ふ~ん・・・」
杏子「ラーメン!」ヒョコッ! ←前の座席から後ろ向いて顔出した
まどさや「?」
杏子「温泉街といえば、うまいラーメン屋が付き物だろ?」ニヤッ
QB「さすが杏子!それについてもすでに調査済みだよ。僕らの泊まる場所から歩いてすぐのところにいい店がある」
杏子「よしッ!夜中にみんなで食いに行こーな?」ニッ
まどか「えぇ~?おいしそうだけど夜中にラーメンなんて食べたら太っちゃわない?」
ほむら「大丈夫よ、まどか。まどかは私と半分こすれば問題ないわ」
まどか「あっ、そうだね!ほむらちゃん冴えてるぅ~♪」コノコノ
ほむら「・・・ンフッ///」ファサッ...
さやか「二人ともそんなこと言ってーww夜中になったらお腹すいて気が変わってるかもよー?」ニヤッ
QB「オヤジ!味噌チャーシュー 一丁!」クワッ!
杏子「オヤジ!大盛り味噌チャーシューとチャーハン!あっ!?あと餃子ッ!」クワッ!
さやか「だあぁっ!もう、うるさいなぁ!」プンスカ!
プシーッ・・・ガタン・・・
QBあん「おっ!」
ほむら「時間ね」
ブーン・・・
QB「到着まで、大体3時間くらいかな」
杏子「はぁ!?そんなにかかんのかよ!」
ほむら「落ち着いて読書でもしたらどう?佐倉杏子」パラッ...
まどさや「えっ・・・」
ほむら「・・・」パラパラッ...
さやか「・・・」
ほむら「・・・」パラパラパラッ...
さやか「酔うよ、それ」
ほむら「そうね」パタン!
まどか(ほむらちゃん、ツッコミ待ちだったのかな・・・?なんとなく嬉しそう・・・)ニヤニヤ
杏子「あ~あ・・・しょうがねぇから、何か食って気を紛らわすか・・・」ゴソゴソ...
まどか「あっ、杏子ちゃん!私もお菓子いっぱい持ってきたよ!」ゴソゴソ...
杏子「おお!じゃあ、交換するか!」
さやか「あたしもあるよ!どれどれ~?」
ほむら「私も少しだけ持ってきたわ」ゴソゴソ...
まどか「し、塩昆布?」
さやか「どら焼き・・・」
QB「これはカリカリ梅かい?」
杏子「なんか、ほむらのチョイス婆くせぇな」ドラヤキモラウヨ
ほむら「・・・そうかしら」シュン...
~~~~~~~~~~
杏子「かぁー・・・すぴー・・・」
ほむら「・・・」ウツラ...ウツラ...
QB「きゅっ・・・ぷぃ・・・むにゃ・・・」
さやか「・・・」♪~ ←音楽聴いてる
まどか「・・・」ツンツン、
さやか「!」
まどか「(なに聴いてるの?)」
さやか「(まどかも聴く?)」カタッポ...
まどか「(うん、ありがと!)」
さやか「・・・」♪~
まどか「・・・」♪~
ブゥーン・・・
まどか「あっ・・・」
さやか「おっ、なんか駐車場みたいなとこに入ったね・・・」
QB「んん・・・ついたのかい?」ムクッ...
まどか「ううん、なんかお店とかあるところ・・・」
QB「ふむ・・・トイレ休憩だよ。この峠まで来ればあと少しさ」
さやか「あぁ・・・なるほろねぇ~・・・ふぁ~あ・・・」
まどか「さやかちゃん降りる?」
さやか「うん。なんか景色よさそうだし、降りてみようよ」
まどか「ほむらちゃんと杏子ちゃんは・・・」
ほむら「すー・・・すー・・・」
杏子「くぅー・・・かぁー・・・」
まどか「ティヒヒ…♪」クス...
~ 峠のドライブイン ~
さやか「うーん!空気がいいわ~!」ノビーッ...
QB「そこそこ高度があるから地表よりは薄いんだけどね」
まどか「うわぁ~すごいきれいな景色!」
さやか「ホント!天気もいいから格別ね!」
QB「まどか、さやか、あそこの蒸気が出ている山が見えるかい?」
さやか「ん~?”山”たって全部だけど・・・あっ!あれのこと?」
まどか「ええっ!?どこ~?」キョロキョロ
さやか「ほら!あれあれ!」
まどか「う~・・・?あっ!?あった!煙の出てるトコ、小さすぎだよ~」
QB「あれが今から向かう温泉街のある山だよ」
さやか「おぉ・・・いよいよ来たなぁってカンジだねぇ♪」ワクワク
まどか「楽しみ~♪お風呂はどのくらい広いの?」ワクワク
QB「大浴場の広さは手井呂温泉で一番さ!全部で30種類以上の浴槽、もちろん露天風呂もあるよ!」
さやか「うっひゃ~・・・全部入ってたらのぼせそうね・・・」
QB「それにプールもあるみたいだよ」
まどさや「ええっ!?」
まどか「そ、そんなの聞いてないよぉ!」
さやか「水着とか持ってきてないじゃん!どうして先に教えてくれなかったの!?」
QB「聞かれなかったからね」
まどさや「・・・」ウラメシゲ...
QB「・・・なんだい?」
まどか「はうぅ・・・入りたかったなぁ・・・プール・・・」ショボーン...
さやか「うん・・・すごく損した気分・・・」ショボーン...
さやか「・・・ああっ!?ねぇ、もしかしてレンタル水着とかあるんじゃない!?」
まどか「おぉっ!そしたらさやかちゃん借りる!?」キラキラ
さやか「借りるッ!なにがなんでもなんとしてでも借りるッ!!」
まどか「ウェヒヒヒwwwカワイイのがあるといいね!」
さやか「ウェッヒヒーwwまどか、どうする?すっごく、キワドイ水着しかなかったら・・・♪」ニヤニヤ
まどか「あぁ~・・・それは~・・・ちょっとねー・・・///」ニガワライ...
杏子「おい!」
まどさや「わっ!?」
杏子「止まったんなら教えてよ~バスん中ずっと退屈だったんだから・・・ふぁ~っ・・・」
ほむら「・・・」トローン...
まどか「ごめんね・・・杏子ちゃんもほむらちゃんも、すごく気持ちよさそうに寝てたから・・・」
ほむら「まどか・・・」トローン...
まどか「うん?」
ほむら「写真・・・」スッ... ←でっかいデジタル一眼レフ
まどか「わぁ!ほむらちゃんすごーい・・・なんだかプロの人みたいなカメラだね・・・?」
さやか「うわぁ・・・これ、高かったんじゃない?」
ほむら「今、その対価として十分すぎるものが手に入るわ・・・さぁ、まどか!魅せて!」ピピピッ!キュピッ!
まどか「え・・・私だけ・・・?」ピース...
杏子「みんなで撮るんじゃないのかよ・・・」
まどか「ほ、ほむらちゃん!みんなで撮ろうよ・・・?」
ほむら「む・・・まどかがそう言うのなら・・・」ウラメシガオ...
さやか「じゃあ、この景色をバックに撮ろう!ほら杏子、きょうこっ!あんた、もっとこっち来なさいよ~?」グイグイ
杏子「なっ、なんだよ・・・気持ち悪いな・・・///」テレ...
QB「センターは僕で決まりだね」キリッ
ほむら「脇にはけなさい淫獣」
QB「・・・」トボトボ...
まどか「あっ・・・でもこれじゃあ、ほむらちゃんが・・・」
ほむら「問題ないわ」ゴソゴソ
シャキン!シャキン!シャキーン!
【カメラ用三脚】デデーン!
まどさやあん「うーわぁ・・・」
ほむら「・・・ンフッ///」ファサッ...
ほむら「セルフタイマーセット・・・」ピッ、
まどか「ほむらちゃん!はやく、はやく!」
ほむら「ええ!」タッタッタッ...
QB「・・・」キリッ! ←カメラ目線
さやか「みんな!肩組もう!肩ッ!がっしりがっしりッwwww」ガシッ!
杏子「イテテwwさやか、お前は円陣でもする気か!もう少し軽くでいいだろww」ニコニコ
まどか「ウェヒヒヒwwほむらちゃん!笑顔、笑顔っ♪」ニコニコ
ほむら「う、うん・・・///」ニコ...
ピッ・・・ピッ・・・
さやか「さぁさぁ、みなさん!いち足すいちは~?」
まどほむさやあんQB「にー♪」ニカー
ピッ、ピッ、ピッ、ピピピッ!
――キュピッ!――
~ バスの中 ~
まどか「ティヒヒwwお昼ごはんはお弁当だね!」
さやか「まぁずいぶんと立派な弁当箱だこと」
QB「早く開けてみてよ!」ワクワク
さやか「はいはい。では・・・いざ、オープンッ!」パカッ!
QBまどさや「おおぉぉぉぉ・・・!」キラキラ
まどか「す、すっごい豪華だね!松茸だよ!?」キラキラキラ...
さやか「うん・・・あたし、こんな贅沢な弁当食べるの初めて・・・」ゴクリ...
QB「まどか!僕にも分けて!」キラキラ
まどか「もう・・・ちょっと待ってて・・・」パカッ、ガサガサ...パキッ
まどか「はい、あ~ん」
QB「ア~ン♪」パクッ...
ガラガラガシャン!
まどさや「!?」
杏子「あ~あ・・・やっちゃったよ、こいつ・・・もったいねぇ・・・」モグモグ...
ほむら「・・・」ジワッ...
まどさや「あぁ~・・・」
杏子「はぁ・・・しょうがねぇ・・・床に落ちた弁当はさすがに食えないしな・・・ほらよ、」スッ...
ほむら「・・・?」ウルウル...
杏子「一緒に食うかい?」
ほむら「・・・ありがとう」ウツムキ...
まどか「私のも分けてあげるね。好きなのとっていいよ!」スッ...
さやか「とりあえず落としちゃったの片付けようよ。よかったらあたしのも食べる?」
ほむら「・・・う、うん・・・ありがとう・・・///」コクコク...
QB「ねぇ、ほむらの次は僕にも分けてよ」
さやか「いいよ。はい、バラン」
杏子「しょうゆ、やるよ」
QB「・・・」ショボーン...
まどか「キ、キュゥべえにはわたしがあげるから!ねっ?」
~~~~~~~~~~
~ 手井呂温泉街 ~
ブーン・・・
QBあん「おおぉぉぉ・・・」←窓に張り付いて外を見てる
ほむら「どうやら温泉街についたみたいね」
まどか「なんか変なにおいー・・・」ツーン...
さやか「なにこれ・・・ゆで卵みたいな・・・」
ほむら「硫化水素のにおいね。温泉の成分だけど、濃度が高すぎると毒ガスにもなるわ」
まどか「えぇー?それって大丈夫なのー?」
ほむら「大丈夫。火山の火口にでも行かない限り安全よ」
まどか「ふぅーん、」
QB「あっ!あれだよ!僕たちが泊まるところ!」
まどほむさやあん「!」
【湯元第一手井呂ホテル】ズゥーン...
さやか「で・・・でかい・・・」
杏子「で・・・でけぇ・・・」
まどか「わぁ~♪」
ほむら「ぉぉ…」
~~~~~~~~~~
従業員「第一手井呂ホテルへようこそ。長い道中お疲れ様でした」ペコ...
まどか「ど、どうも・・・///」ペコッ...
さやか「いやぁーwwwどーも、どーも!楽にしてくれたまえー?///」
杏子「ちぃーっす」
ほむら「・・・」ペコ...
従業員「4名様でご宿泊のカナメ様ですね?」
まどか「う、うぇっ!?あ、いやその・・・ほ、ほむらちゃん・・・?」オロ...
ほむら「はい。予約者の鹿目ほむらです」ホムホムッ!
まどか「」
従業員「では、代表の方はフロントにて受付の方をお願い致します。みなさんはこちらの待合所でお休みになられてください」
ほむら「はい」スタスタスタ...
さやあん「あいつ・・・」ジトー...
QB「わけがわからないよ」
まどか「ほむらちゃん・・・どうして・・・?」ドヨーン...
さやか「よいしょ・・・おぉ~!このソファーふかふか~♪」モフッモフッ
杏子「おおおwwwホントだ、すっげぇ~♪あたし今日ここで寝ようかなぁ~♪」ゴロゴロ...
まどか「もう・・・二人とも、カッコ悪いよ・・・?///」チョコン...
さやか「なーによ、まどかぁ~?一人だけお上品な座り方でいい子ぶっちゃってぇ~♪」
まどか「ち、違うよぉ!?そんなんじゃないもん!」プンスカ!
杏子「ちょーうぜ~、アンタってそういう奴だったんだぁ~♪」
まどか「き、杏子ちゃんまで・・・!?じっ・・・じゃあいいよ?私も寝っころがっちゃうもん!」ゴロッ..!
まどか「あー!きもちー!私もここで寝よっかなぁー!///」マドーン!
従業員「お客様・・・他のお客様もいらっしゃいますので・・・どうか・・・」
まどか「ふぁぁぁっ!!ご、ごめんなさい!ごめんなさいっ!」ペコッ!ペコッ!
さやあん「くっくっくwww」クスクス
まどか「!」
さやか「まどかさん、みっともないですわよ?」チョコン...
杏子「お行儀が悪いったらありゃしませんのよ?」チョコン...
さやあん「おーっwwwほっほっほwwwwww」 ←口元に掌を添えるアレ
まどか「ヒッ、ヒドイよ二人ともぉ・・・!」ジワッ...
ほむら「なにを騒いでいるの?」スタスタ...
さやあん「ちょっとね~♪」
まどか「・・・」ショボーン...
ほむら「?」
QB「ほむら、チェックインは済んだのかい?」
ほむら「ええ、18階の1815号室よ。荷物は先に運んでくれたわ」
QB「じゃあ早速部屋へ急ごう!」キラキラ
~ エレベーター内 ~
さやか「18階だっけ?」
ほむら「ええ」
まどか「すごいね。一番上は何階なのかな?」
ほむら「22階よ。展望ラウンジになっているらしいわ」
さやか「ハァッ!」ダダダダダダダダダダダダッ!
まどほむあん「!?」
まどか「さ、さやかちゃん何してるの!?」
さやか「連打ッ!名人顔負けの連打ァッ!」ダダダダダダダダダダダダッ!
まどか「やめなよさやかちゃん・・・壊れちゃうよ・・・?」オロ...
ほむら「や、やめなさい!美樹さやか!」(エ、エレベーター止まったらどうしよう・・・!)オロオロ...
杏子「おい、さやか!それ、あたしにもやらせろ!」ウズウズ
QB「やれやれ・・・」ヤレヤレ...
~ 1815号室 ~
ガチャッ・・・
QBまどほむさやあん「おおぉぉぉ・・・!」
【特等和室(露天風呂付き)】
QB「これはすごい・・・!僕の予想を凌駕した!」キラキラキラキラ
まどか「すごーい・・・!お風呂ついてるよ!岩のお風呂っ!」キラキラキラ
さやか「うはぁ・・・こんなとこに泊まれるなんて・・・生きててよかったわぁ・・・」シミジミ...
杏子「おっ!お茶のお供に饅頭あるじゃん。気が利いてるね~♪」ガサガサ...
さやか「って、お茶も淹れないでさっそく食うのかよ!」ニガワライ...
ほむら「・・・」ガタガタッ...チラッ....ガタン...
まどか「ほむらちゃん・・・?何してるの?」キョトン
ほむら「こういうのはワケありの場合が多いわ。だからどこかに御札が貼ってないか確かめているのよ」ホムッ...ホムッ... ←スタイリッシュ家捜し
まどさやあん「」
QB「?」カシゲ...
まどさやあん「・・・」ジロッ...
ほむら「・・・ごめんなさい」シュン...
ガチャッ・・・
さやか「おぉーっ!?ねぇ、見て見て!」
まどか「なになに?わぁ!浴衣かわいいー!」
ほむら「カラフルなゆけむりマークね」
QB「紺の下地に、湯煙のマークは何種類かある色の中から好きなのを選べるみたいだね」
杏子「ああっ!?あたしこれー!絶対コレね!」キラキラ
【串だんご柄の浴衣】
さやか「なんだそのイレギュラー」
まどか「すごい・・・杏子ちゃん専用・・・」
まどか「うーんと・・・私はこの薄ピンクの下地にしようかなぁ」
ほむら「私はまどかとおそろいを・・・と思ったのだけれど、色違いしかないわね・・・じゃあ、紫かしら」
さやか「じゃあ、あたしは当然のごとく水色っぽい青で!」
ほむら「と、なるのが道理なのでしょうけど、あなたにはこの"果てしなく黒に近い荒んだ濃紺色"の湯煙マークしか残っていないわ」
さやか「・・・とりあえず、今何かひとつだけ言うとしたら、その色ものすごく嫌」サビシゲ...
ほむら「あた本バカ色」ボソッ...
さやか「おいやめろ」
QB「僕のはないのかな・・・浴衣・・・」
まどか「あぁ~・・・キュゥべえのは・・・ちょっとないかな・・・」ニガワライ...
QB「そっかぁ・・・まぁ、そうだろうね」タソガレ...
ほむさやあん(なんだこの気まずい空気・・・)
QB「さて・・・それはそうと、夕食までしばらく時間がある。さっそく大浴場に――」チラ
さやか「待ったぁッ!!」
QB「?」
さやか「佐倉さん、暁美さん?」
ほむあん「?」
さやか「実はですねー、この温泉宿にはプールがかくかくしかじか!」
杏子「ああん!?どういうことだ!聞いてないぞ!」
ほむら「水着の用意なんて、してきていないわよ?」
まどか「それでね!もしかしたら、レンタルの水着があるかもしれないから・・・」
~ 売店 ~
さやか「おお~!結構あるじゃん、水着」
まどか「これならみんな気に入ったのが見つかりそうだね!」
さやか「ヒヒッwwほむらぁ~?」カチャカチャ...
ほむら「?」
さやか「あんた、これでいいんじゃない?」スッ
【女児用水着】
ほむら「・・・」カチン...
ほむら「上等よ・・・表へ出なさい・・・美樹、さやか!」ゴォシチゴォォォ...!!!
まどか「ふ、ふたりともやめなよ・・・喧嘩しないで仲良くしようよ・・・」オロオロ...
さやか「冗談、じょーだんwww本気にすんなってーwwww」
杏子「ん・・・」コソコソ...チラ... ←自分の胸触ってみながら、ほむらの方をチラチラ見てる
ほむら(そんなに小さくない・・・みんな先乳観と偏見に騙されている!)グスッ...
QB「僕も着たいな」キラキラ ←ハイレグ見てる
杏子「正気かテメェは」
~ 女湯 脱衣所 ~
ほむら「・・・」ジッ...
まどか「・・・///」ヌギ...
ほむら「・・・」ジッ...
まどか「・・・ほむらちゃん?」
ほむら「なにか?」
まどか「さっきから私の着替えるとこ・・・なんかジロジロ見てないかなぁ・・・なんて・・・」ニガワライ...
ほむら「えっ?そんなことして何になるの?あなたの気のせいじゃないかしら」ヌギヌギ...
まどか「あ・・・う、うん・・・そうだよね」
ほむら「・・・」ヌギヌギ...
まどか「・・・」ヌギヌ...
ほむら「・・・!」チラッ!カッ!
まどか「ひゃっ!?いっ、今・・・!ぜったい見てたよね・・・!?///」カクシ...
ほむら「何のことかしら?」(あなたに羞恥の表情で訝しげな視線を向けられても、それは私にとってむしろご褒美でしかないのよ・・・まどか・・・)
~ プール ~
さやか「♪~」プカプカ...←浮き輪
杏子「でぇーでん♪」スイーッ...
さやか「?」
杏子「でぇーでん♪でぇーでん♪でぇでん♪でぇでん♪サメだよっ!」ザバッ!
さやか「ちょっ!?わぁっ!」ザバーン!
杏子「さやか、げきちーん♪」バシャバシャバシャ!
さやか「ぷはぁッ!待ぁてゴルァ!」バシャバシャバシャ!
まどか「いいなぁ~さやかちゃんと杏子ちゃん、泳ぐの速くて・・・」パチャパチャ...
QB「オーイ...マドカァー!」ジャジャジャジャ...
まどか「えっ」
ザパン!
まどか「ふぁっ!?」
QB「キュっぷはぁ!いやぁ!ウォータースライダーって良いものだね!僕はこれを考案した人間に敬意を表するよ!」キラキラ
まどか「ふぇ・・・アハハ…楽しそうで何より・・・」ニガワライ...
ほむら「マドカァー!」ジャジャジャジャ...
まどか「ふぇっ?」
ザパァァァァン!
まどか「ふぁ――」ザバァン!
ほむら「ぷはぁッ!あれっ?まどか??」キョロキョロ...
まどか「ぷはぁッ!」
ほむら「!」
まどか「ケホッ・・・ケホッ・・・!」 ←水飲んだ
ほむら「だ、大丈夫?まどか・・・」オロ...
まどか「うん・・・びっくりした・・・」
QB「まどかも一度やってみるといい。ウォータスライダーを!」キラキラキラ
ほむら「ええ、この感動はぜひともあなたにも伝えたい」ホムホムホム
まどか「い、いやぁ!わ、私はいいよ・・・なんか怖いし・・・」ドキッ!
ほむら「最初は誰でもそんなものよ。私も怖かったもの」
まどか「えぇ・・・なんでほむらちゃんは怖いのに滑ったの・・・?」
ほむら「・・・」
―――………
QB「ねぇねぇ!ねぇ、ほむら!アレは何だい!?」ハシャギ
ほむら「ウォータースライダーも知らないの?」
QB「いやいやぁwwこう見えて、僕もプールに入ったのは初めてだからね。知っているはずがないじゃないか」ニコニコ
ほむら「不愉快だから開き直って威張らないで頂戴。あれは水の流れるすべり台のようなものよ」
QB「やあ、すべり台か!僕も公園のなら何度か滑ってみたことはあるけど、何かこうグッとくるものがあるよね!とくに無数のローラーで構成される距離の長いすべりd――」
ほむら「悪いけど、あなたの講釈に付き合っている暇はないの。もう私は行くから」ザバザバ...
QB「ねぇ、ほむら!僕もアレを滑ってみたいな!付き合ってよ!」
ほむら「イヤよ」
QB「どうして?」クビカシゲ...
ほむら「嫌だから、よ」プイッ...
QB「ふぅん・・・なるほど・・・」
QB「ようは、怖いのかい?」
ほむら「・・・」ピクッ...
QB「そういうことなら、僕も無理強いはしないさ。一人で滑るまでだよ」スイーッ...スイーッ... ←耳のアレを使って器用に泳いでる
ほむら「っ・・・!」ギリッ...プルプル...
ほむら「待ちなさい・・・!」キッ...
………―――
ほむら「・・・滑らなくてはならなかったの。(強い口調)」
まどか「アハハ…そ、そっか・・・」ニガワライ...
QB「まどかにはほむらに対して使ったような克服法は通用しないね」
ほむら「克服?」
QB「僕はこんなに楽しそうな、現にこんな最高に楽しいアトラクションを楽しめないほむらが哀れに思えたから、君を煽って無理にでも滑らせたのさ・・・」ヤレヤレ...
ほむら「そう・・・普段なら、余計なお世話、と一蹴したいところだけど、今回に限ってはあなたの愚考に感謝するわ。おかげでこんなにも素晴らしい感動を得ることができたのだもの。死んでいいわよ?」
QB「感謝してくれるなら、もう少し素直に感謝してほしいよ・・・」
まどか(今のうちだ・・・!抜き足・・・差し足・・・っ!)ジャブ...ジャブ...
QB「まどか、どこへ行こうというんだい?」チラ
まどか「ひっ!?」ビクッ!
ほむら「まどか、怖がらないで?大丈夫だから。さぁ、行きましょう」グイッ
まどか「ふわぁっ!?い、いいってば!やりたくないー!」ジタバタ!
~~~~~~~~~~
まどか「ひぃぃぃ・・・!こっ、こんなに高いの・・・?」ゾクッ...
ほむら「下は見ないほうが良いわ」プイ...
まどか「や、やっぱりやめる!降りよう・・・ほむらちゃん・・・」
ほむら「いいえ、後ろには列ができているわ。早くしないと他の人に迷惑がかかってしまうわよ」
ガヤガヤワイワイ...
まどか「うぅ・・・そんな・・・」ウルウル...
QB「さぁ、滑り込むといい。それが君の運命だ」
まどか「こんなのってないよ・・・あんまりだよ!」ブワッ!
QBほむ「さぁ!」ドンッ!
まどか「ひいいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃ....................」ジャジャジャジャ...←頭から逝った
ほむら「行ってしまったわ・・・円管の云々・・・なんて、巴マミがいたら言ったかもしれないわね」
QB「そういえば、マミはどうしたかな?」
~~~~~~~~~~
テンテンテンテ~ン♪ ガヤガヤ…
マミ「・・・」
子供「パパー!ハワイに着いたら最初は海で泳ぎたい!」スタスタ...
父親「よーし!じゃあ、最初はビーチに行ってみようか」スタスタ...
会社員「はい、785便でそちらに向かいますので到着は21時過ぎになるかと・・・」ガラガラ...
外国人1「ペラペラペラ…?ペラペラペラwwwww」スタスタ...
外国人2「ハハハハハwwwホーリィシィーwwww」スタスタ...
放送『テンテンテンテ~ン♪ 日本空路よりご案内いたします。現在、ウガンダ共和国発JSL236便は、現地の天候不良による影響で機材の到着が遅れることが予想されております・・・』
マミ「」ポカーン...
マミ「・・・?」チラッ...
【国際線】
マミ「・・・」
マミ(・・・あれっ?)サーッ...
~ 女湯 脱衣所 ~
まどか「グスン・・・」ショボーン...
さやか「ふぅ~・・・プールで泳ぐと結構疲れるよね~」フキフキ
杏子「腹も減るよねぇ・・・晩メシまだぁ~?」ヌギヌギ
QB「夕食は18時だからまだ時間があるね」
さやか「うあぁっ!?あ、あんた何食わぬ顔で女子更衣室入ってこないでよ!」
QB「どうして?僕はなんとも思わないよ?」カシゲ...
さやか「あんたじゃなくてあたしたちが嫌なの!出てってよ!あんたは男湯行け!」
QB「まったく、理解しがたいよ・・・」スタスタ...
杏子「理解しがたいのは、てめーの頭ん中だっつーの」フキフキ
ほむら「ここ・・・大浴場と共用の脱衣所よね?せっかくだし、お風呂も入っていきましょうか」キョロ...
杏子「さんせー。後でまた入りに来るのめんどくさいじゃん」
まどか「お風呂・・・入るの・・・?」
さやか「うん。ほら、とりあえずまどかも水着脱ぎなよ」
まどか「うん・・・」トラウマ...
~ 大浴場 2F ~
まどほむさや「おおぉぉぉぉ・・・」
まどか「広いね~!」
ほむら「そうね」(タオル一枚のまどかというのもなかなかのエロスね。ハンドタオルでは隠し切れない背中とおしりがががが///=3)ホムホムホム...
さやか「うはぁ・・・こうも広いとどこから入るか迷うわね・・・」
杏子「どれも一緒だろ~?とりあえず、あたしはこれに入ろうかなぁ~」チャプチャプ...
ほむら「やめなさい。これは上がり湯といって、湯船に入る前にかぶるためのお湯よ」バシャー
杏子「ふーん、変なのー」バシャー
まどか「下にもお風呂あるみたいだよ?」バシャー
ほむら「下にはサウナやら露天風呂がある透けろみたいね」(濡れたッ!透けろ透けろ透けろ!)
まどか「えっ?」
さやか「ねぇねぇ?なら、さっそく露天風呂行ってみない?」バシャ...
まどか「賛成っ!行きたい!」
ほむら「じゃあ、行きましょうか」(透けてはいないけどこの肌に張り付いたカンジがなんともエロス。嗚呼、エロちっく・・・///)ホッコリ...
杏子「中も外も風呂は風呂だろ~?」メンドクセー
~ 露天風呂 ~
さやか「うっひゃ~外にもいっぱいあるなぁ~」
まどか「ち、ちょっと寒くない?」ブルブル...
ほむら「プ、プールで体も冷えているものね・・・とりあえずこれに入りましょう」ブルブル...
チャポ・・・ジャバジャバ...
杏子「ん~♪丁度いい湯加減じゃ~ん・・・///」カポーン
まどか「ふぃ~・・・きもちぃ~・・・///」カポーン
ほむら「ふぅ・・・///」カポーン
さやか「ごくらく、ごくらく~♪///」カポーン
~ 男湯 ~
客1「フゥ…なかなかいい湯加減じゃないか・・・」カポーン
客2「源泉を長いパイプライン上で自然と冷ますことで、これくらいの温度になるらしいね・・・」カポーン
客1「ハハ、理屈はどうだって良いさ。ところで、サニーはどうした?」
客2「おいおい・・・サニーは年頃の女の子だろう?それに恥ずかしがり屋さんだし、一人で部屋の露天風呂に入ってると思うよ」
客1「そうか・・・」サビシゲ...
客2「ハハハwwまるで、孫と一緒に入りたかったおじいちゃんみたいだね」ニコッ
客1「おい、年寄り扱いするんじゃない」ムッ...
QB「・・・」カポーン
QB(なんだろう・・・確かにこれは僕の期待していた温泉そのものだ)
QB(不満なんてない・・・十分満足できる環境なはずだ)
QB(なのに・・・)
QB(なにかが足りないんだ・・・なにかが・・・)
QB「・・・」カポーン...
~ 女湯 露天風呂 ~
まどか「はぁ~・・・幸せだねぇ・・・///」ノホーン...
さやか「ホント・・・日本人に生まれてよかったわぁ・・・///」ノホーン...
ほむら(むぅ・・・お湯が濁っていてまどかの裸体がよく見えないわね・・・)ムスッ...
杏子「ねぇ~もう別んとこ行こー?飽きてきた」バシャバシャ
さやか「あんた、もう少しおとなしくできないの?ちっちゃい子か、って」
杏子「んだと、コラ!」ザバァ!
杏子「うわ!?さ、さぶっ!」ジャボンッ!
さやか「何やってんのwwww」ゲラゲラ
ほむら「・・・」ジー...
まどか(うぅ・・・女同士なのに、さっきからほむらちゃんの視線が妙にいやらしいような気がする・・・どうしちゃったのかな・・・私・・・///)モジモジ...
ほむら「・・・ハッ!?」ザバッ!
まどか「ふぁ!?」ビクッ...
ほむら(超小型防水カメラを仕込んでおくのを忘れたわ・・・)ガッカリ...
~ 大浴場 1F ~
さやか「いやぁ~露天風呂だけでも十分満喫できるねぇ♪」
ほむら「みんな同じように見えるけど、微妙に成分や効能が違うのね」
まどか「えっ、えっ?ほむらちゃん、なんでわかるの!?」
ほむら「説明パネルに書いてあったの。ほとんど覚えたわ」キリッ
さやか「あはは・・・自慢していいような、大したことないような・・・」ニガワライ...
杏子「おい!次あれ行こうよ!あれ!」タッタッタッ...
ザアァァァァァ・・・
まどか「ふぇっ?あれお風呂・・・?」
ほむら「打たせ湯よ」
まどか「打たせ湯?」
ほむら「見ていて。こうやって使うの」スタスタ...
ザアァァァァァ・・・
ほむら「くっ・・・」ダバァァァァ...
杏子「ぐっ・・・」ダバババ....
【修行僧之図(滝行)】
さやか「それは違うと思う」
ほむら「・・・ちょっとしたジョークよ」バサァッ!
杏子「はぁ!?嘘っぱちかよ!」バサァッ!ブルブルッ!
まどか「アハハ…本当はどうやって使うの?」ニガワライ...
ほむら「こうやって肩や背中に当てるのよ。こりがほぐれる効果があるの。あまりやりすぎると痛くなるけれど」ダババ...
杏子「つまんなーい、別のとこ行こー」ジャバジャバ...
さやか「あんたねぇ・・・」ジトー...
杏子「そうだ!サウナで我慢大会やろうよ!」
さやか「はぁ?なんで我慢する必要があるのよ?普通に入れば良いじゃん」ウデクミ...
杏子「まぁ、聞けっての。そんでさぁ、暑さに耐えらんなくなって一番最初に出た奴が今夜、ラーメンをおごる、ってのはどうだい?」ニヤッ
まどほむさや「・・・!」
~ 高温サウナ ~
杏子「へぇ・・・へぇ・・・///」ダラダラ...
さやか「ぬぬぬ・・・///」ダラダラ...
ほむら「っ・・・///」ダラダラ...
まどか「うぅ・・・///」ダラダラ...
杏子(くっ・・・そろそろ・・・ヤバいか・・・?///)ハギシリ...
さやか(負けない・・・負けるもんかぁッ!///=3)カッ!
ほむら(よ、余裕よ・・・ほぬぅう・・・///)フクレヅラー
まどか(も、もう・・・ダメぇ・・・///)ヘニャア...
まどか「わ・・・」
ほむさやあん「!」
まどか「わたし・・・もうダメ・・・降参・・・」スッ...
杏子(はんっ・・・勝ったね・・・)ニヤ...
さやか(まどか・・・恨まないで・・・)
ほむら(まどか・・・)
まどか(うぅ~・・・お小遣いが・・・)グスッ...トボトボ...
ほむら「私も限界ね」スタッ!
まどさやあん「!」
ほむら「先に出るわ」スタスタスタ...
まどか「ふぇ・・・」
ほむら「そこをどいて、まどか」
まどか「ほ・・・ほむらちゃん・・・?」
ほむら「先に出たいの。どいて」
まどか「・・・!」パァァァァ...
ほむら(そうよ!私はただ、あなたのその顔が見たかったの・・・!たかだか4人前のラーメン代で済むなら対価としては十分杉ry///)ホムホムホム...!
まどか「い、一緒に出ようよ!そしたら二人でワリカンだよ!」
ほむら「!・・・いいえ。その必要はないわ」
まどか「ほむらちゃんにはなくても、私には必要あるの!行こっ!」
ほむら「まどか・・・!」キュン...
まどか「ティヒヒwwありがと、ほむらちゃんっ・・・♪」ニコニコ
ほむら「え・・・えぇ・・・/// 」テレテレ...
バタンッ…
さやあん「・・・」ポカン...
杏子(・・・くそっ・・・なんで勝負に勝ったのに、こんな胸糞悪いんだよ・・・)モヤモヤ...
さやか(フッ・・・あたしって、ほんとバカ・・・)シミジミ...
~ 水風呂 ~
ほむら「はぁ・・・はぁっ・・・!」ダッ!
ザパァァァン!
ほむら「ひぃぃぃぃ・・・!?」ガタガタ...
杏子「アッチィーッ!」ダッ!
ザパァァァン!
杏子「ひゃあっ!?おお思ったよりつつ冷てぇな・・・」ブルッ...
まどか「そうなの?・・・ふぁっ!?冷たい!」パチャッ、
まどか「私は足だけにしておこうかな・・・」チャプ...
さやか「遠慮すんなよ、まどかぁ♪」ギュッ!
まどか「ふわぁっ!?」ズルッ!
ザパァァァン!
まどか「はわわわわわわわ・・・!あぁばばばばばば・・・!」ガタガタガタガタ...
さやか「うっひゃあぁぁぁ~!冷たっ!」
杏子「でも、さっきより慣れたよ。何人も入ったら、少しはぬるくなるだろ?」
ほむら「そうね。一番最初に入ったけれどそのときよりは――」
ほむら「!!?」ホムゥッ!?
【浴槽のふちに座るまどか(丸見え)】ワァーオ♪
まどか「で、でも冷たいよ・・・コレ・・・」ブルブル...
ドボンッ・・・
まどさやあん「?」チラッ...
ほむら「」プカプカ... ←水死体
さやあん「げっ!?」ビクッ!
まどか「ふああぁぁっ!?ほ、ほむらちゃん!ほむらちゃん!」アタフタ!
~ 大浴場 2F ~
まどか「ほむらちゃん大丈夫・・・?」
ほむら「ええ、なんてことないわ」ホムホムッ!
さやか「ったく、驚かさないでよねー」
ほむら「ごめんなさい」(ああ・・・ついに・・・ついにまどかの聖域をモロにこの目で拝んでしまった・・・!)ホムホムホム...!
杏子「・・・さてと!あたしはそろそろ上がるぞ?」
さやか「え?なーにいってんのよ。まだ体とか洗ってないじゃん」
杏子「げぇ~言うと思った・・・とりあえず、飯の前は面倒だからパス!」
ほむら「不潔ね。実は以前からあなたのこと、少し臭うと思っていたの」チラッ...
さやか「不潔よね。そんな奴と一緒の部屋で寝たくないわ」チラッ...
まどか「ふ、不潔だと思うな・・・杏子ちゃん最後にちゃんとお風呂入ったのいつ・・・?」ゴメンネ...
杏子「なっ!?ち、違う!普段もちゃんと洗ってるよ!!あー、もっ!!今、洗えばいいんだろ!?洗えばぁ!!」ブワッ!
ほむら「ええ、でもまずは湯船で体を温めましょう。水風呂ですっかり冷えてしまったわ」
ほむら(心はオーバーヒートしているのだけれど・・・ンフッ///)ニヤニヤ...
~ 男湯 高温サウナ ~
QB「・・・」ダラダラ...
客1「・・・」ダラダラ...
客2「・・・」ダラダラ...
客1「・・・おい」
客2「・・・なんだい?」メガネフキ...
客1「ふぅ・・・ひとつ勝負しようじゃないか・・・」ウエムキ...
客2「おっ、いいね。内容は?」スチャ...クイッ...
客1「先に耐えられなくなったほうが風呂上りにビールをおごる・・・どうだ?」
客2「乗った。枝豆もつけようよ」ニヤッ...
客1「エダマメか・・・いいだろう」ニヤッ...
QB「・・・」
QB(僕に感情はないけれど・・・少しだけ人間が感じる”孤独”について理解できたような気がする)
~ 女湯 洗い場 ~
・・・ガシガシガシ!
杏子「イテテテッ!!」ジタバタ...
さやか「ちょっと!もっと、じっとしてなさいよ」
杏子「お前がもっとやさしく洗えっての!」
さやか「あんたの洗い方じゃ手ぬるすぎんの!髪を洗うだけじゃなくて、頭皮を洗うのよ」
杏子「同じことじゃ~ん・・・自分でやるからいいって・・・」
さやか「まだまだぁッ!頭の次はあかすりタオルで体洗うからね!」
杏子「げっ!ザラザラのやつか!?それ無理っ!ぜったいイヤだかんな!絶対だぞ!?」フルフル!
さやか「じゃあ抵抗されても面倒だし、泡で目が見えない今のうちにやっておくねー」アワダテ...
杏子「えっ」
さやか「必殺ッ!さやかちゃん泡スプラァァァァァァッシュwwwwwwwwww」ゴシゴシゴシゴシゴシ!
杏子「ぎゃあああぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああぁ!!!!!!」ジタバタ!
まどか「うわぁ・・・痛気持ちよさそう・・・」ゴシゴシ...
ほむら「まどか、」
まどか「うん?」
ほむら「背中、流してあげるわ」
まどか「あ・・・うん!じゃあ、お願いしまーす♪」グルッ
ほむら「任せて」(ケツのワレメ!ケツのワレメ!///=3)ホムホムッ!ホムホムーッ!
ゴシゴシ・・・
ほむら「・・・ち、力加減はどうかしら?///」ニンマリ...
まどか「うぁぁ・・・ほむらちゃん上手だねぇ・・・丁度良いよぉ・・・///」フニャー...
ほむら「そぉ?ンフッwwそれはよかったわぁ・・・///」ニヤニヤ
まどか「ティヒヒww終わったら私もほむらちゃんの背中流してあげるね!」
ほむら「ん?ンフッwwそうねぇ?ありがとう・・・///」ニヤニヤ...
~ 女子脱衣所 ~
さやか「はぁ~いいお湯だったわぁ~♪」
まどか「さっぱりしたね~♪」フキフキ...
ほむら「ふぅ・・・」フキフキ...
杏子「オイ、これどうやって着ればいいのさ?」
さやか「早っ!?てか・・・あんた他に何も着けないで浴衣着るつもりなの?せめてパンツくらいは穿こうよ・・・」
杏子「あ、着替え持ってくんの忘れた・・・」
さやか「はぁ・・・まぁ、そんなことだろうと思ってたんだけどさ。ほらこれ、新しいのあげるから。まだ一回も着てないおニューね?」スッ
杏子「え?なんであたしに・・・まぁ、忘れてきちまったからありがたく・・・」ガサガサ...
さやか「フッ・・・」ニヤッ...
杏子「って、なんだよこれ!?ヒモパンじゃねぇか!し、しかもなんか布が少なくて・・・なんていうか・・・お、おい・・・?///」キョド...
さやか「い、いやぁ~!買ったのはいいんだけど着るに着れなくてさぁー!だからあんたにプレゼントぉ!アハwwアハハwwww///」キョドキョド
まどか(さやかちゃん・・・自分用で買ったんだ///)ニヤニヤ...
ほむら(自分用で買ったのね。さしずめ、上条恭介絡みの煩悩といったところかしら。そんな度胸なんてないくせに)ヒヤヤカ...
杏子「くそっ・・・こんなの穿くのかよ・・・///」ハキハキ
さやか「紙袋にブラも入ってるでしょ?」
杏子「こっちはなんていうかごく普通だな・・・つーか、さやかのじゃ・・・なんていうか・・・その・・・サイズ…アワナイシ…」ムスッ...
さやか「おーっとぉ!?これは予想外・・・?実に残念ですたなぁ♪」ニヤニヤ
杏子「あ゛ん?なんていうかチョーうぜぇ・・・」ムッカァー
ほむら(計画的犯行ね・・・なんていうか、かなり悪質だわ)
まどか「ほむらちゃん・・・?」
ほむら「?」
まどか「なんていうかー・・・ゆ、浴衣・・・変じゃないかな・・・?ちょっと丈が短いような・・・」
ほむら「変じゃないわ。なんていわなくてもよく似合っているわよ?」(はっ!?マドカワイイ・・・!クルクルさせてお戯れしたいの一言に限るわね///)ホムッ!
まどか「そ、そうかな?ウェヘヘ…///」テレ...
杏子「で、それどうやって着んのさ?」
さやか「はいはい、まず両方を互い違いに重ねて・・・」
杏子「こ、こうか・・・?」カサネ...
さやか「それ・・・たしか仏様の重ね方・・・」
杏子「」チーン
~ 脱衣所洗面台 ~
ほむら「・・・」ブォォォォォォ...
まどか「ほむらちゃんの髪の毛、乾かすの大変でしょー?」トカシ...トカシ...
ほむら「うぅん・・・そうでもないわよ?慣れてるから・・・」ブォォォォォォ...
さやか「まどかぁ~見て見て~♪」
まどか「ふぇっ?な~に、さやかちゃん?」
【綿棒(特大さやカス付き)】
まどか「うぇ・・・」
さやか「すごくない!?」スッキリサヤサヤ!
ほむら「まどかに汚らわしいものを見せないで」キッ...
杏子「オイ・・・ここに置いてある化粧品とか、全部タダなのか・・・?」
ほむら「持っていくのはダメよ?」チラッ
杏子「バカにするな!あたしだって、それくらいわかるし・・・」ムスッ...
杏子「・・・」
【化粧水】
杏子「・・・!?」ピーン...
杏子「ん・・・」ピュッピュッ...パチン!
杏子「ああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああッ!!」クワッ!
まどほむさや「!?」ビクッ!
杏子「ホームアローン!こんなんあったよな!?」キラキラキラ
ほむら「ふふっ、あれはヘアトニックよ?」コマッタワライガオ...
さやか「うるさいわ古いわ!!」クワッ!
~ 大浴場前広間 ~
まどか「お風呂、全部は回りきれなかったね」
さやか「なーに、また後で来ればいいじゃん?一泊していくんだし」
まどか「あっ、そっか!そうだよねー♪」ウキウキ
杏子「腹へったぁ~・・・なんか食いに行こー・・・」ヘロヘロ...
ほむら「夕食まで我慢しなさい。食べられなくなってもいいの?」
杏子「待てな~い・・・死ぬ゛ぅ~・・・」グゥゥゥゥ...
さやか「とりあえず、なんか飲もー?そうすれば少しはお腹も落ち着くって」
杏子「う~・・・」グタッ...
まどか「お風呂上りといえば牛乳だよね」
ほむら「あそこに自動販売機があるわ。行きましょう」
さやか「あたしはコーヒー牛乳で決まり!」
まどか「う~ん・・・普通の牛乳にしようかな・・・でもフルーツ牛乳も気になるし・・・」
ほむら「私もコーヒー牛乳を」
まどか「はうぅ・・・コーヒー牛乳もおいしいよねぇ・・・」マヨイ...
杏子「あたしは全部一本ずつ飲むけどねー!」
さやか「うはぁ・・・や、やるねぇ・・・あんた・・・」ジトー...
まどか「よしっ、普通の牛乳にしよっと・・・」
QB「僕はフルーツ牛乳がいいな」
まどか「あっ、キュゥべえ」
さやか「あんたの分、誰が買うのよー?」
QB「・・・」
さやか「ゴクッ…ゴクッ…!」ゴクゴク...
さやか「かぁーっ!このために生きてるなぁーっ!」サヤプハッ!
まどか「もうwwさやかちゃん、おじさんみたいwww」クスクス
ほむら「・・・♪」ゴクゴク...
杏子「ふぉい、ほみゅら」ピロピロピローン
ほむら「嫌よ」
杏子「!?」
ほむら「どうせ変な顔でもして笑わせようとしているのでしょう?」
杏子「なべわふぁる・・・」ベロベロバァ...
ほむら「それは秘密」ゴクゴク...
QB「・・・」ショボーン...
さやか「あ、ねぇ?部屋に帰る途中、ちょっと売店寄ってもいいかな?」
まどか「あっ!私も寄りたい!」
ほむら「別に構わないけど?水着も返さないといけないし」
杏子「おおっ!売店に寄るってことは、何か買って食うのか!?」パァァァ...!
まどか「ううん。水着返すのと、あとはお土産買おうと思って・・・」ニガワライ...
杏子「なーんだ・・・ちぇっ、」ブー...
ほむら「・・・ねぇ、キュゥべえ」
QB「なんだい?」
ほむら「あなた、今夜はあそこで寝たらどう?牛乳舐め放題よ」
QB「?」チラッ
【牛乳瓶置き場】
QB「なかなか新しい感覚の冗談だね」
ほむら「いいえ?割と本気よ。楽しい温泉旅行のはずなのに・・・あなたがそばにいると、どうも不愉快なの・・・!」ホムゥン...!
QB「・・・今日くらいは仲良くしようよ!ねっ、ほむらちゃん♪」ニコッ
ほむら「・・・」ブンッ!
QB「ヒッ――!!」パリンッ!! ←牛乳瓶で頭部強打された
~ 売店 ~
さやか「・・・」ジーッ...
まどか「ねぇー?さやかちゃーん?」
さやか「ん・・・」ジーッ...
まどか「仁美ちゃんのお土産どれにしよっかー?」
さやか「うん・・・」ジーッ...
まどか「お菓子とストラップどっちがいいかなぁー?」
さやか「ストラップと小さいお菓子とか・・・」ジーッ...
まどか「・・・」
さやか「・・・」ジーッ...
まどか「上条君のお土産?ゆっくり選んであげてね?」ニコッ
さやか「とわがぁf!ちちちち違わぁ~!?いや、違わないぃけど!?あ、あんまりぃ~!恥ずかしいから聞かないでちょっ!!///」ニヤニヤ
まどか「ウェヒヒヒwwww」ニヤニヤ
まどか「さてと・・・パパとママはおそろいの湯飲み茶碗で・・・タツヤはこのおもちゃがいいかな?ヤジロナントカ・・・?」イジリイジリ...
ほむら「・・・」
さやか「恭介にはコレとコレで~・・・うちには温泉饅頭買っていけばいいよね」
杏子「・・・」
まどか「さやかちゃん!仁美ちゃんのストラップ、これなんてどうかな?」
さやか「あっ、かわいい!でさ、お菓子はこれがいいんじゃない?」
まどか「わっ、おいしそ~!それで決まりだね!」
QB「・・・」
さやか「じゃあ、あたしはもう全部決まったよ。まどかは?」
まどか「私も決まってるよ。じゃあ、買ってこよっか!」
さやか「うん!」
まどさや「キャピキャピ♪」
QBほむあん「・・・」
QB「・・・ねぇ、」チラッ
ほむら「別になんとも思わないわ・・・」シュン...
杏子「べ、別になんとも思わねぇっての・・・」プイ...
~ 1815号室 ~
杏子「も~無理ぃ・・・腹減ったぁ・・・死ぬぅ・・・」グッタリ...
まどか「わ、私の分のお饅頭食べていいから頑張って・・・ねっ?」ニガワライ...
杏子「マジ!?あんた命の恩人だよ!まどかぁ!」ニギッ!
まどか「お、大げさな・・・」ニガワライ、アクシュ...
杏子「♪~」ムシャムシャ...
QB「この冷蔵庫の中に入っている飲み物は飲んでもいいのかい?」
さやか「ああーっ!ダメ!それ、有料でけっこう高めなんだから!」
QB「なるほど・・・宿泊客が風呂上りに喉を渇かせて部屋に戻ってくるであろうことを先読みして高額な飲み物を備え付けの冷蔵庫に仕込んでおく・・・」フムフム...
QB「いわば餌を使った罠というわけだ。原始的な手法だけど、実に効率的だね」
ほむら「あなたたちの利己的な考え方と一緒にしないで。反吐が出そうよ」ズズズッ...
QB「あっ、ほむら!僕にもお茶を淹れてくれるかい?」
ほむら「四倍とうがらしうめ茶でいいかしら?」ビリビリッ!
QB「まどかー僕にお茶淹れてー」
QB「きゅっぷはぁ・・・まどかの淹れてくれたお茶はおいしいなぁ」ズズッ...
まどか「そう?あんまり淹れたことないんだけどな・・・ウェヘヘ///」テレ...
杏子「お茶じゃ腹の足しになんないー・・・」ズズズッ...
さやか「そろそろレストラン行く?あと10分くらいで6時だよ」
ほむら「そうね・・・もしかしたら、もう入れてもらえるかもしれないわよね」
まどか「私も杏子ちゃん見てたらお腹空いてきちゃったぁ・・・行ってみよっか?」
杏子「よし!メシっ!バイキング!早く行くぞ!」wktk
さやか「レストランって、何階?」
QB「3階だよ。エレベーターを降りたらすぐのところさ」
~ エレベーター内 ~
杏子「チッ・・・」イライライラ...
杏子「オイ!もっと早く降りられないのか!?」ダダダダダダダダダダダダダッ!
まどほむさや「!?」
さやか「(ちょっとあんた!?流石にそれはねーって・・・!)」
まどか「(そ、そうだよ!他のお客さんもいるんだよ・・・!?)」
客1「ハァ・・・」アキレ...
客2「・・・」クイッ...
客3「・・・」ジトー...
ほむら「・・・」ファサ...←他人のふり
杏子「う~・・・腹減ったぁ・・・」ヘナヘナ...
QB「やれやれ・・・」
~ レストラン ~
従業員「ご夕食の方、お時間が20:00までとなっておりますので・・・」
QBまどさや「はーい」
ほむら「はい」
従業員「では、ごゆっくりどうぞ」
さやか「よぉ~し!食べるぞぉー!」
まどか「ティヒヒww何から取りに行こうか迷っちゃうね!」
ほむら「まずは順路通りに進んでみましょうか。はい、まどかのお盆よ」
まどか「ありがと、ほむらちゃん!」
QB「おぉ・・・なんという光景・・・!これを言葉で表すとなれば、君たち人間が死後の楽園として信じてやまない天国がピッタリだ!」キラキラ
さやか「もうwwはしゃいじゃう気持ちはわからなくないけど、あんまり調子に乗って面倒なことにしないでよー?」
ほむら「もしあなたが私たちの行動の障害になるような真似をすれば、私が隠密かつ迅速に"障害の源"を排除する・・・せいぜい地獄へ変わらせないよう努力することね」ホムゥン...!
まどか「ほむらちゃん・・・目が怖いよ・・・」ニガワライ...
QB「暁美ほむら・・・君はどこまで僕に対して理不尽な態度を押し通すつもりなんだ・・・」グチグチ...
ほむら「わかったの?」キッ
QB「はぁ・・・わかった。わかりましたよー」プイ...
さやか「あれ?そういえば杏子のやつは?」
ほむら「少し前、目にも留まらぬ速さでこの会場へ飛び込んで行ったはずよ」
まどか「うぇっ!?ぜ、全然気づかなかった・・・」
QB「まどか!僕のお皿も運んでよ!」
まどか「あ、うん。いいよ」ノセ...
さやか「あーあ・・・あんたのせいでまどかが自分のお皿載せるスペース減っちゃうじゃん」
まどか「仕方ないよ~。だってキュゥべえ、自分で運べないんでしょ?」
QB「・・・陶器は落とすと割れて危ないよね。だから、まどかのお盆に載せたほうが安心さ」
ガシッ!
QB「!?」
ほむら「言ったでしょう・・・?自分で運びなさい淫獣。今度まどかをいいように利用しようものなら、カレーの鍋に葬るわよ」キッ...
QB「ふぅ・・・やれやれ・・・これでいいのかい?」カチャカチャ... ←耳のアレで持ってる
まどか「あ・・・自分で運べるんだ・・・」ゲンメツ...
~~~~~~~~~
まどか「ウェヒヒヒwwこんなにとっちゃったぁ~♪」
さやか「あたしも~♪ま、もちろん全部食べるけどね!」
まどか「あれっ?ほむらちゃんは・・・?」キョロキョロ...
さやか「ん?そういえば途中から見てないね。先に席戻ったのかな?」
???「マドカァー」←裏声
まどか「ふぇっ?」クルッ
ズワイガニ「マドカァー」←裏声
まどか「」
ほむら「オイシイヨー」←裏声(腹話術)
さやか「あんた何やってんの・・・?(震え声)」ガンメンソウハク...
ほむら「・・・うるさい///」プイッ
まどか(一瞬、ほんとにカニが喋ったのかと思っちゃった・・・///)ドキドキ...
~ テーブル ~
まどほむさや「あっ」
杏子「よぉ、おさきぃ~」モグモグバリバリムシャムシャパクパク...
さやか「うわ!?あんたそれ全部食べる気!?」
杏子「あったりまえだろ~?食わねぇものなんか、持ってこねぇよ」ムシャムシャズズズッカッカッカッカッ...
まどか「き、杏子ちゃん・・・すごいね・・・?」ニガワライ...
QB「いやぁ驚いたよ!バイキングというシステムは実に――」 ←これも先に戻ってた
ほむら「さぁ、私たちも食べましょう。いただきます」
まどか「お腹空いたね~?いただきまーす♪」
さやか「あたしももう腹ペコ~!いっただきまぁーす♪」
QB「・・・画期的だ」ハグハグッ...
ほむら「美樹さやか、それは何?」
さやか「おぉ、これ?わかんないけど、なんか肉!ウマいよ」モグモグ...
ほむら「ふぅん・・・どのあたりにあったの?」
さやか「洋食コーナーのあたりだったかな?ハンバーグとかあるところ」
ほむら「そう・・・私も後で持ってきてみようかしら」
さやか「ヒヒッwwさやかちゃんおすすめの一品です!」エッヘン!
まどか「ねっ?さやかちゃん一口もらってもいい?」
さやか「いいよ!ほれ、アーン♪」
まどか「あーん♪」パクッ...
ほむら「!?」ホムゥッ!?
まどか「うぁ!おいひいね!私も後で持って来よっと♪」
ほむら(おのれ美樹さやか・・・!それは私のポジションでしょう・・・!?なのに・・・どうして・・・!)ゴゴゴゴ...
まどか「ほむらちゃん、後で一緒に行こうね?」
ほむら「・・・ええ」ムスー...
杏子「♪~」ガツガツモリモリムシャムシャ...
さやか「あんたさぁ・・・さっきから、ずいぶんうれしそうな顔で食べてるよね・・・」ジトー...
杏子「はぁ?別に普通だろ~?」モグモグ...ニコニコ
まどか「杏子ちゃんが食べてるの、すっごくおいしそうに見えるよね」クスクス
杏子「そりゃそうさ~。実際、うまいし♪」バリバリ...ムシャムシャ...
ほむら「杏子?このサラダのキュウリ、食べてみて」スッ
杏子「はぁ?別にいいけど、あんのはめにっ」パリポリッ!
(何のために)
まどほむさや(いい音出すなぁ・・・)
QB「ペチャペチャ…ハフッ…」ペロペロ...
ほむら「あなたは食べ方も汚いのね」
さやか「なんか犬みたいww」
まどか「え、えっと・・・あぁ熱いとヤケドしちゃうもんね・・・?」ニガワライ....
QB「・・・まどかは優しいなぁ」ジワッ...
~~~~~~~~~~
QB「ぎゅっぶいぃー」ゲフッ
杏子「あ~食った食ったぁ~♪」ポン、ポン、
さやか「はぁ~あたし今最高に幸せだわぁ~♪」サスリサスリ...
ほむら「・・・うっ・・・んっ!」(ゲ、ゲップが出そう・・・///)
まどか「みなさん!」ガタッ!
QBほむさやあん「?」
まどか「ティヒヒww何か忘れてると思いますけど・・・?」
杏子「ハッ!?」ガタッ!
さやか「チョコフォンデュ!」ガタッ!
ほむら「アイスクリーム・・・!」ガタッ!
QB「プチケーキ!」カタッ!
まどか「ウェヒヒヒwwデザートは別腹だよねー♪」
さやあん「もち!」グッ!
ほむら「ええ」ファサッ...
ダババババババ・・・
杏子「どういうことだ、オイ・・・!」ワナワナ....
【チョコレートファウンテン(1.5m)】ズゥゥゥゥン...! ←※魔女文字表記
さやか「ど、どしたよ・・・?」
杏子「こ、これ・・・流れてるの全部チョコ・・・だよな・・・?」
さやか「そっ。こうやって果物とかクッキー浸して食べるんだよ。ちょっと冷めてからのがおいしいよ?」ダババ...
杏子「こ、これ・・・部屋に持って帰れないかな・・・?」キラキラ
さやか「無理でしょ・・・常識的に考えて・・・」
杏子「じゃあ、ここに居座るのはアリか?」
さやか「ナシ。あんたみたいのが食べかけのやつ突っ込むから、普通はここで食べちゃダメなことになってんの」
杏子「さやか、」
さやか「うん?」
杏子「コレ買って」キラキラキラ
さやか「アンタ実はふざけてんの?」イラッ
まどか「さやかちゃーん!」
さやか「おっ、まどか!なんかおいしそうなのあったー?」
まどか「うん、向こうにちっちゃいケーキがたくさんあったよ。ほら!」
さやか「わぁ!いいねコレ!なくならないうちに、あたしも取ってくるッ!」ダッ!
杏子「ねぇ、まどかぁ・・・」
まどか「あっ、杏子ちゃん。チョコフォンデュ作ってるの?」
杏子「ちょいと相談がある・・・」
まどか「ふぇっ?相談・・・?」
杏子「コレ・・・二人で運べると思うかい?」ミアゲ...
まどか(なんか返事しちゃいけない気がするッ・・・!)ゾワッ!
~ プチケーキコーナー ~
さやか「うわぁ・・・すげぇたくさんある・・・これは迷うわね・・・」
さやか「まずショコラは外せないでしょ?それからチーズケーキ、あとこのベリータルトっぽいやつ・・・あっ、プチシューも」
ほむら「その結果がこれよ。美樹さやか、」
さやか「おっ、転校生。あんたもケーキ取ったの・・・って、」
さやか「うわぁっ!?なにその量!」
ほむら「私はそうやって選んでるうちに、ほぼ全種類コンプしてしまったわ・・・」
さやか「あぁ~・・・なんかわかるわぁ・・・あたしもそうなってたかも」
ほむら「でも、別に止めはしないわ。むしろ私よりもたくさん取るといいんじゃないかしら?」
さやか「・・・」
ほむら「・・・」
さやか「あんた、実は内心”こんなに取っちゃって恥ずかしぃ~///”とか思って――」
ほむら「黙って」キッ
さやか「・・・少し戻しちゃえば?なんかよく見たら二、三個かぶってんのあるし」ジトー...
ほむら「その必要は微塵もないわ」ギュッ
~ アイスクリームコーナー ~
杏子「おい、まどか!これでソフトクリーム作れるみたいだよ!」
まどか「わぁ!すごいね!でも、上手にできるかなぁ・・・」
杏子「できるさぁ~!あたしが手本を見せてやるよ!」
まどか「ほんと?ティヒヒwwじゃあ、杏子ちゃんのをお手本にさせてもらおっと!」
杏子「おう!任せな!」エッヘン!
にゅー・・・グチャ・・・
まどあん「あっ」
杏子「・・・」ジワッ...
まどか「ふぁっ!?な、泣かないで?杏子ちゃん・・・」オロ...
杏子「・・・てねぇし」ゴシゴシ
まどか「ふぇ・・・」
杏子「泣いてねぇし」グスッ...
杏子「なんていうかさ・・・目にゴミが入っただけなんだよ」ウルウル...
まどか「そ、そっか・・・そうだよね!大丈夫・・・?」
杏子「ああ。ったく・・・調子狂うよなぁホンt――」ゴシゴシ...
さやか「あんたwwwwなに泣いてんのよーwwwwwwww」サヤプギャアーw
杏子「泣いてねぇって言ってんだろ殺すぞ!!」ブワッ!
まどか「さ、さやかちゃん・・・!あ、あのね?杏子ちゃんはただ、私にソフトクリ――フウッ!?」
杏子「そ、それ以上喋るな・・・!お前も殺すぞ・・・!」ゴゴゴゴ...
まどか「ウウッ!?フゥゥゥッ!」ブンブン! ←被スリーパーホールド+口塞ぎ
さやか「うわわっ!?お、落ち着けって!」オロオロ..
杏子「チッ・・・」パッ、
まどか「ぷはっ!ケホッ・・・!ケホッ・・・」
さやか「ちょっ・・・まどか!大丈夫・・・?」
杏子「す、少しやりすぎたか・・・?悪かったよ・・・」
まどか「ううん・・・平気・・・」グスッ...
まどか「・・・杏子ちゃん、」
杏子「なっ・・・なにさ・・・?」ビク...
まどか「ティヒヒww私とさやかちゃんにソフトクリームのお手本見せてよ!杏子ちゃん、こういうの上手そうだもん!」ニコッ
杏子「えっ」
まどか「(こ、今度は上手にできるよ・・・ガンバッテ!ファイトッ!)」ヒソヒソ
杏子「まどかあんた・・・!」パァァァ...
さやか「?」
まどか「・・・杏子ちゃんやらないなら、私が先にやっちゃおっかなぁ~?」ニヤニヤ
杏子「そ・・・そこをどけ!仕方ねぇから先にやってやるよ!///」ズイッ!
まどか「先生!お願いします!」クワッ!←精一杯低い声
杏子「お、おいwwww笑わせるなwwww」
まどか「ウェヒヒヒwwww」
まどあん「キャピキャピ♪」
さやか「なんなの?あんたたち・・・」キョトン...
にゅー・・・
杏子「おお・・・!?で、できた・・・!」パァァ...!
まどか「すごーい!杏子ちゃん上手!」パチパチ!
杏子「こんなもん、別に大したことじゃないって・・・///」テレテレ...
さやか「むぅ・・・でもけっこう難しいじゃん・・・コレ・・・」グニャ...
杏子「うわー、さやか下手っぴーwwwあたしの足元にも及ばなーいwww」ヘラヘラ
さやか「キーッ!腹立つなぁ~・・・調子に乗りおって・・・」グヌヌ...
まどか「ウェヘヘ…よぉし、私もやってみよう・・・!杏子ちゃん、コツとかあるかな?」
杏子「そーだねぇ・・・うまいソフトクリームが食いたいってひたすら考えることかなぁ」ペロペロ
さやか「なーにそれwwそんなんでうまくできたら、苦労しないってww」ゲラゲラ...
まどか「(おいしいソフトクリーム食べたい!おいしいソフトクリーム食べたい!おいしいソフトクリーry)」マドマドマド... ←声に出てる
さやか(まどかはホントいい子よねぇ・・・)ニガワライ...
まどか「できたぁ!少し潰れちゃったけど・・・ティヒッ♪」ティヒペロッ♪
~ ドリンクコーナー ~
ほむら「・・・」
コポォ・・・
QB「コーヒーかい?」
ほむら「その目は飾り?聞くまでもないでしょう」
QB「苦いし、おいしいものではないと思うけどな」
ほむら「そうかしら?お子様ね」
コポポポポポ・・・
QB「・・・真っ黒だね」
ほむら「そうね」
QB「まるで君の荒んだ心とドス黒い思想のようだ」
ほむら「・・・」
QB「・・・おっと、気に障ったかい?この程度で気分を害するようなら、君もまだまだお子さ――」キュピピピピ...
ガシッ!
QB「じ、冗談だよ!ほむらぁ!>ω<っ」ユルシテー!
~ テーブル ~
杏子「♪~」ムシャムシャサクサクモグモグ...
まどか「はぁん・・・おいひいぃ♪」ホッペオサエ...
さやか「うんうん!やっぱ、別腹でけっこうイケるねー♪」モグモグ...
ほむら「帰ったらしばらく摂生ね・・・私、病院食じゃなくなってから、少し体重が増えた気がするの・・・」モグモグ...
さやか「やめてよそんな話・・・あたしも最近、結構気になってるんだから・・・体重・・・」シュン...
杏子「気にすることなんてねぇよ。あたしみたいに食いたいもんは食いたいだけ食えばいいのさ」モグモグ...
さやか「あんたはいいわよね。悩む必要なさそうでさ・・・」
杏子「むっ・・・なんか・・・軽くバカにされたみたいでカンジ悪いな・・・」ムッ...
まどか「ウェヘヘ…あとでお風呂行っても、怖くて体重計なんか乗れないよね・・・」
さやか「あたし、乗ったら死ぬわ。確実に死ぬ」
ほむら「私は死んでも乗らない」モグモグ...
まどか「アハハ…わ、私ウーロン茶持って来よっと・・・!」ガタッ
さやか「うん?そういや、キュゥべえはー?」モグモグ...
ほむら「さぁ?知らないわね」ズズズッ...
まどか(確かウーロン茶って食べ過ぎちゃったら飲むといいんだよね。テレビでやってたような・・・)ポチッ...
カタンッ...ガラガラガラ!ジャーッ...
まどか(みんなの分も持ってってあげよっと・・・)
<< タ ス ケ テ ・ ・ ・ >>
まどか「ふぇっ?」
<< タ ス ケ テ ・ ・ ・ マ ド カ !>>
まどか「キ、キュゥべえ・・・?どうしたの?どこにいるの?」
<< カ レ ー ・ ・ ・ ラ イ ス ・ ・ ・ >>
まどか「ふぇ・・・カレー・・・?」
【カレーの大鍋】
まどか「・・・」カパッ...
QB「助かった!もうダメかと思ったよ!」プルプル...←鍋の中で手足を「大」の感じにしてつっぱってる
まどか「・・・なにしてるの?」ジトー...
QB「ちょっと色々あってね」プルプル...
~ テーブル ~
まどか「はい!みんなにもウーロン茶持ってきたよ」コトッ
杏子「おお、気が利くじゃ~ん!さんきゅ~♪」
ほむら「ありがとう、まどか。いただくわ」
さやか「もぉ~まどかぁ・・・言ってくれれば手伝ったのにぃ・・・」
まどか「別にこのくらい一人で大丈夫だよー」
QB「やぁ、ほむら」
ほむら「・・・命拾いしたようね」
QB「まどかのおかげでね」
まどか「ふぇ・・・?」
ほむら「次はカレーより天ぷら鍋の方が・・・」ボソッ...
QB「さぁて!やっとデザートが食べられるなぁ!あー!おいしいなぁ!」ハグハグッ!
~~~~~~~~~~
まどほむさやあん「ごちそうさまでした!」
まどか「ティヒヒwwおいしかったね♪」
杏子「うぃっぷぅ♪もう食えねぇ~幸せぇ~♪」ポンポン ←妊娠4ヶ月くらい
さやか「あんたでも一応上限はあるんだね・・・てか、腹スゲェ・・・」
ほむら「部屋に戻って少し休みましょうか」
QB「僕はまだ食べてるんだけどな」ハグハグッ
杏子「で?」ガタッ...
ほむら「かまわないわ。ずっとそこにいるといい」ガタッ...
さやか「あたしたちは先に行っててもいいでしょ?」ガタッ...
まどか「か、かわいそうだよ・・・」オロオロ...
ほむら「あいつに感情はないわ。行きましょう、まどか」
まどか「あっ、そっか?じゃあ先に帰ってるね、キュゥべえ」ガタッ...
QB「・・・」モグ...モグ...
~ 1815号室 ~
さやか「おっ!布団が敷いてある!」
ほむら「食事中に敷いておいてくれたのね」
杏子「ひゃっほーい!ああああぁぁ!!!!」ドサッ!ゴロゴロゴロ!!!
まどか「もう杏子ちゃんww気持ちいい?」クスッ...
杏子「サイコー!まどかもやんなよー♪」ゴロゴロ...
まどか「ふぁっ・・・で、でもね?杏子ちゃん・・・」
杏子「なんだよ?」
まどか「パンツ・・・というか、おしり見えてるよ・・・?」ニガワライ...
さやか「ぷっ!だっさーwwww」ゲラゲラ
杏子「なっ!?///」カクシカクシ...
ほむら「・・・まどか、」
まどか「ふぇ?」
ほむら「私たちもやりましょう?ねっ?ちょっとだけだから」グイッ
まどか「えっ」
ほむら「ほむほむっ!ほむほむほむ!マドカァー!」サワサワベタベタ!
まどか「やぁーwwwだwwwwほむらちゃwwやめてwwwwwくwすwぐっwたいよwwwwwやぁぁぁぁんwwww///」ジタバタ!
さやか「て・・・転校生が壊れた・・・!?」
杏子「よしきた!今夜は無礼講だ!あたしも混ぜろよ、ほむらぁー♪」ズリズリッ!
ほむら「ひゃん!?」ビクゥッ!
杏子「ほむらパンツ、ゲット♪地っ味だねぇwww」ヒラヒラ...
ほむら「ああああああああああ!?か、返しなさい!杏子ッ!!///=3」
杏子「さやか、パス!」クルクルッ!ポイッ!
さやか「うわっ!?汚ねっ!」キャッチ!
ほむら「き、汚くないわ!さっき着替えたもん!返して!///」ピョン!ピョン!
さやか「まどかー!パス!」ポイッ!
まどか「う、うぇっ!?わぁっ!」キャッチ!
ほむら「まどかぁ・・・」シクシク...
まどか「だ、大丈夫だよ!返してあげるから泣かないで・・・ねっ?」スッ...
ほむら「その前に被ってくれると、なおいいわ・・・!///」ホムホムッ!
まどか(やっぱりゴミ箱に捨てちゃおうかな・・・)
さやか「もー、あんたたちのせいで布団ぐちゃぐちゃじゃん・・・そこ、誰が使うのさ?」
杏子「あたしここでいいよ。別に気になんないし」パタパタ
さやか「じゃあ、あたしはあんたの隣にしようかな。テレビ近いし」
ほむら(ハッ!?ということは・・・!)
まどか「ほむらちゃん?私、さやかちゃん側でもいいかな?なんか窓際怖いし・・・」
ほむら「ええ、構わないわよ」(よっしゃぁぁぁぁぁぁぁ!まどかの隣キタァァァァァァァ!)<フォーリンラブ♪>シアァァァ!!ワセノヨーカンキットダレカモカンジテルゥゥゥゥ!!!!
まどか「ありがとう・・・でも、ほむらちゃんは怖くないの・・・?」
ほむら「?・・・それはどういう意味かしら?」
まどか「ほら、よくさぁ・・・怖い話とかで和室の窓にお化けの影映ったり、外からお化けが入ってきたりするでしょ・・・?」
ほむら「」カカーン...! ←古いバイオハザードの効果音
さやか「まどかww小学生のとき、よくお化けお化けって泣いてたもんねーww」クスクス
まどか「さ、さやかちゃんっ・・・!余計なこと言わなくていいからぁ・・・!///」カァァァ...
杏子「別におばけとかユーレイなんて怖くないじゃん。なぁ、ほむら?」
ほむら「ええ、御札もなかったことだし出るはずがないわ。そもそもただの迷信でしょう?そう、迷信よ。非☆KA・GA・KU・TE・KI。そうでしょう?杏子、そ う と 言 い な さ い 」ゴゴゴゴゴ...
杏子「お、おう・・・?」ビクッ...
さやか「さてさて・・・テレビ、なんかやってるかな?」ピッ
テレビ「正解は!? エェチゴ製菓ッ! にこ♪にこ♪にっこ――」ピッ
テレビ「助さん!格さん!こらしめてやりなさ――」ピッ
テレビ「お分かりいただけただろうか・・・?」ヒュルルルルル...
まどほむ「!」ビクッ!
さやか「あっ♪タイムリーな番組やってるよー?」ニヤニヤ
まどか「や、やだぁ・・・!チャンネル変えようよ、さやかちゃんっ・・・」ビクビク...
ほむら「こんなもの見たって面白くも何ともないと思うのだけれど?ねぇ、思うのだけれど?ねぇ、」
杏子「なんだよ、二人とも♪ひょっとして怖いのかい?」ニヤニヤ
まどか「怖いよぉ・・・こんなの見たら絶対夢に出るもん・・・」モゾ...
ほむら「私は別に怖くはないのだけれど。ただ、つまらないってだけよ」ファサッ!ファサッ!ファサッ!
さやか「まぁまぁ、そう言わずにぃ~♪みんなで見ると盛り上がんじゃん?」
テレビ「写真左、怪物のオブジェの手前に注目していただきたい・・・」
まどさやあん「・・・」ジッ...
杏子「あっ?なんかいる・・・」ビクッ
まどか「ひぃぃぃぃ!見てないもん!見てないもん!」モグリモグリ! ←布団にもぐった
テレビ「そこには”しょうりゅうけんをやぶらぬかぎりおまえにかちめはない”と言わんばかりにポーズをとった男性の後ろ姿らしき影がハッキリと写りこんでいる・・・」
さやか「う~わぁ・・・ハッキリクッキリね・・・」ゾクゾク...
まどか「ななな何のこと?私知らないよ?何も写ってなかったもん・・・」ヒョコッ... ←布団から顔だけ出してる
ほむら「・・・」 ←完全に布団にもぐってる
杏子「・・・♪」ソーッ...
まどさや「?」
杏子「オイ!」ドスッ! ←ほむらの布団蹴った
ほむら「ヒィッ!?」ビクゥッ!
さやあん「ぶっwwwはははははははwwwwwwダッセェwwwwwwww」ゲラゲラ
まどか「二人とも、やめたげてよぉ!ほむらちゃんがかわいそうだよ!」
ほむら「くぅ~っ・・・///」シクシクシク...
まどか「ほむらちゃんも怖いよね?」
ほむら「・・・」
まどか「ねっ、一緒に見ようよ?こっち来て・・・?」チョイチョイ...
ほむら「!」バサッ!ゴロゴロゴロ!
まどか「うぁっ!?」
ほむら「・・・///」モグリモグリ...←まどかの布団にもぐってる
まどか「う、うぇっ!?」
ほむら「ハッ!」ヒョコッ!
まどか「ほ、ほむらちゃ・・・」
ほむら「・・・私は別に怖くないのだけれど?まどかがそう言うのなら一緒に見てあげるわ」キリホムッ
まどか「あぁ・・・?うん・・・ありがと・・・」ニガワライ...
テレビ「続いては、視聴者から番組に寄せられた体験談に基づいて再現した、恐怖の心霊映像をご覧いただこう・・・」
さやか「あー本物終わっちゃったー」
まどか「で、でもホントにあった話だって・・・」ビクビク...
ほむら「気をつけてまどか。こういうのは大袈裟な演出で怖がらせにかかってくるからタチが悪い」ブルブル...
杏子「なんだよ、臆病ほむら♪」
ほむら「う、うるさいですよ!?怖くないって言ってるでしょ!?いい加減にしてよ!!!///=3」クワッ!
まどか「ほ、ほむらちゃん!?お、落ち着いて・・・」
杏子「な、なんていうか・・・お前誰だ・・・?」キョトン...
さやか「あ、始まったよ」
テレビ字幕「呪われた温泉旅館」ポロロロン....♪
まどほむさやあん「」
ほむら「」←ループ四週目の顔
まどか「やだやだやだやだぁぁぁぁ!!チャンネル変えてよぉぉぉ!ねぇ!さやかちゃんってばぁぁぁぁ!」ハンベソ...
さやか「お、おもしろそうじゃん・・・ね、ねぇ杏子?」ゾゾゾ...
杏子「お、おう・・・」ゾゾゾ...
まどか「やだぁ・・・水戸黄門スペシャル見ようよぉ・・・」
さやか「もういいとこ終わってるよ・・・多分・・・」
テレビ「あれは・・・今から半年ほど前・・・」
テレビ「友人と2人で格安の温泉旅館に泊まったときのことでした・・・」
まどほむさやあん「・・・」
~~~~~~~~~~
テレビ「ザッザッ…ザッザザッ…(畳の上をすり足で歩く音)」
まどほむさやあん「・・・」ドキドキ...
テレビ「ザッ...」
テレビ「……………」
まどほむさやあん「・・・」ゴクリ...
テレビ「ドサッ!」
まどほむさやあん「!?」ビクッ!
テレビ「ああああぁぁぁぁぁ・・・!」デロデローン...!←画面いっぱいの青白い顔
まどか「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ほむら「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」
さやか「ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーーーーッ!!!」
杏子「にゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーーーーッ!!!」
杏子「しゃやかあああああぁぁぁぁ!」バタバタ!←涙目
さやか「来い来い!早くこっちに来いぃ!」ヒシッ!
まどか「だからヤダって言ったのにぃ~!!」ハンベソ
ほむら「終わった?怖いところ終わった?ねぇ終わった?」←耳塞いで枕に突っ伏してる
テレビ「・・・翌日、女将さんにそのことを尋ねると・・・過去にその部屋で自ら命を絶った方が3人もいたとのことで・・・」
まどほむさやあん「えぇ・・・」
テレビ「畳の裏には・・・御札がたくさん貼ってあったそうです・・・」
まどほむさやあん「!!!」
杏子「畳だ!畳!全部剥がせ!」ガサガサ!
さやか「あたしと杏子はこっち半分!まどかとほむらはそっち剥がして!」ワシャワシャ!
まどか「うぇっ!?ダ、ダメだよ!そんなことしちゃあ・・・」
ほむら「まどかはいいの!?もし御札が貼ってあったらお化けが出るのよ?出るのよ!?」ワサワサ!
まどか「で、でも・・・!」
ほむさやあん「ギャーギャー!」バタン!バタン!
まどか「・・・ねぇ!もし本当に貼ってあったらどうするのッ!?」
ほむさやあん「・・・!」ピタッ...
まどか「・・・」キッ...←涙目
杏子「そ、そりゃあ・・・なぁ?」チラッ...
ほむら「え・・・ええ・・・?」チラッ...
さやか「う・・・部屋・・・替えてもらおうよ・・・」
まどか「替えてくれなかったらどうするのっ・・・!」ウルウル...
ほむさやあん「・・・!」サーッ...
QB「きゅっぷぃ」シーハー
まどか「うあああああああああああああああ!?」
ほむら「ああああああぁぁぁぁぁぁぁぁああああ!?」
さやか「た゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーーーーッ!?」
杏子「にょほお゛お゛お゛お゛お゛ーーーーッ!?」
QB「わけがわからないよ」
まどか「ふぇぇ・・・なんだ、キュゥべえかぁぁ・・・」ヘタッ... ←腰が抜けた
杏子「おぉ驚かせるんじゃねぇ!」ドキドキ...
ほむら「殺すわよ」キッ..
QB「あんまりじゃないか」
さやか「はぁ・・・あんたのせいで寿命が縮まったわぁ・・・」ガクッ...
QB「いったい僕が何をしたって言うのさ?まったくわけがわからないよ」カシゲ...
QB「・・・ところで、そういう君たちこそ何をしているんだい?」
ほむさやあん「えっ」 ←それぞれ剥がした畳を両手で支えてる
~~~~~~~~~~
さやか「ふぅ・・・結局、御札はなかったけど~・・・」グタッ...
杏子「はぁ・・・気分は骨折りゾンのくたびれ儲けってとこか・・・」ダラーン...
まどか「ウェヘヘ…でも、貼ってなくて良かったよね・・・」グッタリ...←結局、不安に耐えられなくて一緒に畳剥がした
ほむら「はぁ・・・はぁ・・・あの番組のせいで・・・冷や汗やら、他の汗やら・・・汗だくね・・・」ダラダラ...
さやか「あ、じゃあもう一回温泉行く?どうせ後で行こうと思ってたし丁度いいじゃん」
まどか「あっ、さやかちゃんに賛成っ!」
杏子「あぁん?めんどくさいんだけど~・・・」ゴロゴロ...
さやか「あんた、汗ベタベタで気持ち悪くないの?」
杏子「別に部屋の風呂でいいじゃねぇかぁ・・・」ゴロゴロ...
QB「なら、杏子は部屋で待っていたらどうだい?」
杏子「そうしようかなぁ~」ゴロゴロ...
ほむら「本当に?」
杏子「うん」
ほむら「そう・・・じゃあ、私たちだけで行ってくるわよ?」
杏子「構わないよ~」
さやか「ちゃんとシャワーだけでも浴びなさいよー?」
杏子「はいはい」
まどか「えぇー?杏子ちゃん、一人で寂しくないの・・・?」
杏子「別に~?」ゴロゴロ...
まどか「そっか・・・」
QB「僕も部屋にいても退屈だから館内を散策してくるよ」
杏子「好きにしろよ」パタパタ...
ほむら「もし外に出るのなら予備の鍵を持っていきなさい。オートロックだから入れなくなるわ」
杏子「は~い」パタパタ...
さやか「じゃあね~」
まどか「いってきま~す」
杏子「う~い」パタパタ...
バタン・・・
杏子「ふぅ・・・」ゴロゴロ...
テンキヨホーデス…
杏子「・・・」ゴロ...
杏子「・・・」
杏子「んん・・・」ムクッ...
杏子「・・・」チラッ...
【閉まった部屋のドア】
杏子「・・・」
杏子「や・・・やっぱり待った!」バサッ!
~ 廊下 ~
杏子「おい!待て!」タッタッタッ...
まどほむさや「えっ」
杏子「はぁ・・・はぁ・・・」
QB「どうしたんだい杏子?」
杏子「や・・・やっぱり、あたしも行こうかなって・・・///」プイ...
さやか「ぷっwwwwさては、一人で寂ちくなったなぁ~?」ニヤニヤ
杏子「んなっ!?んなわけねぇだろ!!///=3」クワッ!
まどか「ティヒヒwwやっぱりみんなで一緒に入ったほうが楽しいもんね!」ニコッ
杏子「お、おう!あたしもそう思って、やっぱり行くことにしたのさ!あたしがいないと、みんな寂しがると思ってさぁ!」ドヤッ!
ほむら「ふふ・・・」クスッ...
~ エレベーター内 ~
まどか「お風呂、何階だっけ?」
ほむら「パネルに書いてあるわ。2階よ」
QB「まどか、1階も押してくれるかい?」
まどか「ふぇっ?キュゥべえはお風呂入らないの?」
QB「だって一緒に入れてくれないじゃないか。つまらないよ」
まどか「えぇー?当たり前でしょ~?えっち・・・///」
QB「それがよくわからないんだよ。僕は人間のメスに対して浴場で欲情したりなんかしないのに」
さやあん「」ヒュゥゥゥゥ...カチーン...
まどか「よ、欲情ってぇ・・・///」モジモジ...
ほむら「・・・」ポチッ...
「15階です♪」ガタンッ...
ガシッ!ポイッ!
QB「ギュピェッ!?」ドサッ!
ほむら「あなた、ここで降りなさい。耳障りよ」
さやか「ホント!うら若き乙女たち相手に、セクハラおやじギャグとか信じらんない!」
QB「待ってよ、ほむら!まだ15階だよ?さやかは重誤解だよ!」
まどあん「」ヒュゥゥゥゥ...
さやか「そんな日本語ありませーん!バーカ!」ベーッ
まどか「キュゥべえって、さやかちゃんみたいにおやじギャグとか言うんだ・・・」ブルブル...
さやか「ちょっと、まどかー?こんなつまんないのと一緒にしないでよね」
ほむら「あなたは階段で降りるなり、自分でエレベーターを呼ぶなり、好きにすればいいわ」ポチッ...
「ドアが閉まります♪」ガタンッ...
QB「・・・わけがわからないよ(震え声)」
~ 女湯 大浴場 2F ~
まどか「ふぃ~♪」カポーン...
さやか「はぁ~♪やっぱ広い風呂はいいですなぁ~♪」カポーン...
ほむら「この浴槽が一番広く感じるわね」
まどか「そうだね。壁から壁まで全部お風呂だからかな?」
杏子「窓の外、何も見えないな・・・」ジーッ...
さやか「こんなに大きい窓まであるし、最初来たときに入ればよかったわね」
まどか「外は何が見えるのかな?景色が綺麗だからこんなに大きい窓があるんだよね、きっと」
ほむら「ふむ・・・なんとなく山が見えるのだけれど・・・」
杏子「でもさぁ?別に木とかあんまり生えてないような感じじゃな~い?」パチャパチャ ←浴槽の縁に掴まってバタ足してる
さやか「えー?それってちょっと殺風景じゃない?」
まどか「うぅ~・・・ますます気になってくるね・・・」
ほむら「まぁ・・・明日の朝、明るくなってから朝風呂にでも来ればいいわ」
さやか「うはっww朝風呂いいねー♪」
杏子「はぁ?朝から風呂とか正気の沙汰とは思えないね~」
さやか「あんたは部屋で待ってればいいでしょ?どうせ寂ちくて来るんでしょーけど♪」ニヤニヤ
杏子「おいッ!だから寂しくなったわけじゃねぇって言ってるだろ!///=3」クワッ!
さやか「はいはい~♪そうでちゅかー♪杏子たんは強いでちゅねー♪」ニヤニヤ
杏子「ちょぉぉぉぉぉぉウゼェ!!ぶっ潰すッ!!///=3」ガシッ!ザブーンッ!←さやかを湯船に沈めてる
さやか「ぶほっ!?ブグルボビブベバッ!ぷはっ!やめ――ブボッ!?」バシャバシャ!
まどか「ウェヘヘ…」ニガワライ...
ほむら「まどか?」
まどか「うん?」クルッ...
ほむら「はい、チーズ」ピピピッ、
まどか「ティヒッ♪」ピース
カシャッ!
まどか「・・・あれっ?」サーッ...
ほむら「・・・ンフッ///」ホクホク
杏子「って、オイッ!?あんた、なんでカメラなんか持ってんのさ!?///」ビクゥッ!
まどか「ふわあああぁぁ!?ほむらちゃんのエッチ!ヘンタイ!///=3」ザバザバ!
ほむら「無駄よ、まどか。このカメラは完全防水。水深200mまで耐えられるわ」ファサッ、ブワァサッ!
さやか「ぷはぁっ!!ちょっと杏子!あんたさ――」キレ...
ほむら「美樹さやか、」
さやか「なによ!!!」クルッ!
ほむら「せくすぃーぽぉうず」ピピピッ、
さやか「あはぁん・・・♪」セクシーポーズ
カシャッ!
さやか「えっ?・・・う、うわぁぁぁぁあああああああああああああああ!!!!!?///」ジタバタ!バシャバシャ!
まどあん「っ・・・ぐっ・・・ぷっ・・・!///」プルプル... ←この状況で笑うまいと必死
~ 女湯 大浴場 2F 死ぬほど熱い風呂 ~
ゴポゴポゴポ...
ほむら「やだやだやだやだ!!無理無理無理ッ!!!」フルフルフル
杏子「こんくらいしないと、あんた反省しないだろ?なぁ、さやか?」チラッ
さやか「うん。むしろこれくらいで済んでよかったわね。うわ、脱衣所まで写ってる・・・」ピッピッ...ショウキョシマスカ?
ほむら「あぁっ!?やめて!あなたの写真はどうでもいいけど、まどかだけは!まどかだけはー!!」ジタバタ!
まどか「さやかちゃん、全部消してね?」
さやか「うん。メモリーカード、フォーマットしてるから大丈夫」ピッ、ショウキョチュウ...
ほむら「まどかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!(´;ω;`)」ブワッ!
杏子「うるせぇ、このド変態ッ!!」ドンッ!
ほむら「きゃあっ!?」ザブンッ!
ほむら「あぢぢぢぢぢぢぢぢぢぢぢぢぢぢぢぢぢぢぢぢぢぢぢぢ!!!!?出して!やめて!出してぇぇぇぇぇぇ!!!///」ジャバジャバジャバ!
杏子「あちちっ!?あ、暴れるなっ!さやか、手伝え!」オサエツケ...
さやか「貴様には地獄すら生ぬるーい!」オサエツケ...
まどか「ち・・・ちょっとやりすぎじゃないかな・・・?」オロ...
ほむら「まどかぁ・・・///」ノボセ...
QB「やれやれ・・・君たちは一体何をしているんだい?」ヌッ...
さやか「こいつがデジカメで風呂場盗撮してたのよ!」
杏子「んで、お仕置きタイムってわけさ」
QB「ふーん。なにやら、古めかしいテレビジョン番組の1コマを思わせる光景だね」
まどほむさやあん「・・・」
まどほむさやあん「・・・ん?」チラッ
QB「ところで、誰か僕に百円くれないかい?UFOキャッチャーとやらをやってみたいんだけど――」
~~~~~~~~~~
QB「」プカプカ...
ほむら「はぁ・・・はぁ・・・せ・・・世界が歪んで見える・・・///」フラフラ...
まどか「もう・・・ほむらちゃんが悪いんでしょ・・・」ムスッ...
ほむら「・・・ごめんなさい」シュン...
まどか「・・・もうしない?」
ほむら「うん・・・」コクッ...
まどか「じゃあ・・・いいよ♪」ニコッ
ほむら「ホムゥッ!?///=3」ズキューンッ!
ほむら「ンフッ…イヒヒッww///」プルプル...
まどか「ほ・・・ほむらちゃん・・・?」
さやか「これは、また何かやらかすのも時間の問題ねー」シラー...
杏子「そしたらまた、ねっとー地獄でシメてやればいいじゃん」
さやか「おっ?」ピタ...
【美肌の湯】
さやか「おおっ!あれ良くない!?あれ入ろうよ!」キラキラ
まどか「わぁ!お肌スベスベになるかなぁ?」キラキラ
ほむら「まどかはもう十分美肌よ。モチモチのスベスベじゃない。ほら、特にこの辺なんて」サワサワ
まどか「やぁだぁwwwくすぐったいよぉwww」クネクネ
ほむら(ふふ・・・自然にまどかの柔肌を体感できるのも温泉ならではね・・・///)ニンマリ...
杏子「おい。でもさやかは向こうのやつの方がいいだろ」ユビサシ
まどほむさや「ん?」チラッ...
【美人の湯】
まどほむ「・・・?」ナンデ?
さやか「ばっ・・・!ばーかwwwやめてよね杏子wwどうしたのよwwそんなお世辞、急にwww///」ニヤケ...
さやか「ま、まぁ?確かに最近はちょっと自分でも?垢抜けた顔立ちになってきたというかなんというかwww///」キョドキョド
杏子「バカ、そういう意味じゃねぇよww」
さやか「えっ?」
杏子「さやかはアレに入れば、少しかマシになれるかもしれないだろ?w」オチョクリ...
さやか「」ヒュゥゥゥゥゥゥ...
まどか「ふぇっ?でも、さやかちゃんはもう十分美人さんじゃ・・・ねぇ、ほむらちゃ――」チラッ...
ほむら「アッハァwwwwwwwwwwキョwwウwwコwwwwwwwwwwwwアッハァァァァァァァァァwwwwwwwwwwww」ホムプゲラァ!
まどか「ほむらちゃん!?」ビクッ!
杏子「どういうことだ・・・オイ・・・!ほむらの奴が笑い泣きしてるじゃねぇか・・・」ゾクッ...
さやか「・・・」トボトボ...
まどか「さ・・・さやかちゃん?どこ行くの・・・?」
さやか「・・・」チャポ...
【美人の湯】効能-神経痛、リウマチ、慢性皮膚病、更年期障害…
さやか「ふぅん・・・」カポーン...
まどか「ふぇ・・・」
~~~~~~~~~~
さやか「・・・」ズゥーン...
杏子「おい、さやかwwいつまでそっちの風呂でショボ暮れてんのさwww」
さやか「え・・・?美人になるまで・・・?」ドヨーン...
まどか「さ・・・さやかちゃんもこっちおいでよ!おぉ肌、スベスベになるよ!?」パチャパチャ!
さやか「あっそ・・・良かったね・・・」ドヨーン...
まどか「はぅぅ・・・」ショボン...
ほむら「あなたはwwあなた自身が考えているほど?ンフッwww不細工でもないと思うのだけれど?wぶふっwww」ホムホムホム...
さやか「あんたは黙っててよ!!転校してきた初日から”チョーカワゥィ~♪”とか言われてた奴に慰められたかないわ!!!」クワッ!
まどか(そこじゃないよね・・・)
杏子(そこじゃねぇだろ・・・)
さやか「はぁ・・・もう、頭に来ちゃったわ転校生・・・いや・・・暁美ほむらッ・・・!あたしは、あんたに決闘を申し込むッ!!!」ビシッ!
まどあん「決闘!?」ズガーン!!
ほむら「・・・いいわ。望むところよ、美樹さやか・・・私も前々からあなたにはお灸をすえる必要があると思っていたの」キッ...
まどあん「ええーっ!?」ズコー!
さやか「ふん・・・そうと決まれば何で戦うか考えないと・・・」ザパッ...
杏子「お、おい・・・」
ほむら「私はなんでも構わないわよ?せいぜい、ない頭振り絞って考えることね・・・」ザパッ...
ほむさや「・・・」バチバチバチ~☆
まどか「ほ、ほむらちゃん・・・!お、お風呂は・・・?」オロオロ...
杏子「そ、そうださやか!全部回るんじゃなかったのか!」アタフタ...
ほむら「あなたたちは好きになさい」ホムゥン...!
さやか「あんたたちは好きにしなさいよ」サヤァン...!
まどあん(ええ―――――――っ!?)ズコー!
ほむさや「・・・」ヒタ..ヒタ...
まどか「どどどどうしよう!?杏子ちゃん・・・!」オロロ...
杏子「くっ・・・今のあいつらを放っておくとマズイだろ・・・特にほむらだ。あいつ、さやか相手に魔法で何しでかすか・・・」ギリ...
まどか「じ、じゃあ私たちも二人のこと追いかけなきゃ!」ザバザバ...
杏子「ああ・・・それがいいね・・・!」ザパッ...
~ 脱衣所 ~
ほむら「・・・」フキフキ
さやか「・・・」フキフキ
まどあん「・・・」ジーッ...
さやか「ん・・・?」チラッ
杏子「!!」ドキーンッ!
さやか「・・・何してんの?」
杏子「い、いやぁwwべっ、別にww気にすんなよww」
さやか「・・・?」
まどか「・・・」ジーッ...
ほむら「・・・?」チラッ
まどか「ふぁ・・・!」ドキッ...
ほむら「・・・フフッ///」ポッ...
まどか(えっ・・・?)ゾクッ... ←レイプ目
~ 自販機コーナー ~
さやか「・・・」ゴクッ...
杏子「・・・」ジーッ...ゴクゴク...
ほむら「・・・」ゴク...
まどか「・・・」ジーッ...グビグビ...
ほむら「・・・ねぇ?」チラッ...
まどか「う、うぇっ!?」ビクゥッ!
ほむら「さっきから、どうしたの・・・?」
さやか「うん・・・ジロジロ見られてると、すっごい飲みづらいんだけど・・・」
まどか「い、いやぁ!べべべ別になんでもないんだよぉ!?ねぇww杏子ちゃんっww」アタフタ!
杏子「そ、そうそうwwwなんでもねぇってww」アタフタ!
さやか「いや、絶対なんかあるでしょ?」ジトー...
ほむら「そもそも、別にあなたたちはまだ温泉に入っていても―――」
杏子「あっ!?ああーっ!?おい、まどか!あっちにおもしろそうなのがあるよ!!!」ユビサシ!
まどか「ええーっ!?どこどこー!?ちょちょちょっと行ってみよっかぁwwwwww」バンザイ!
まどあん「・・・!」ダッ!
ほむさや(ええっ・・・?)ポカーン...
まどか「・・・」ソロー...
杏子「・・・」チラー...
まどあん「・・・!」ジーッ...!ゴゴゴゴゴ... ←物陰から様子をうかがっている(隠れてるつもり)
ほむさや(なんなの・・・)
~ エレベーター内 ~
ほむら「・・・」
さやか「・・・」
まどか「・・・」モジモジ...
杏子「・・・」
ほむら「・・・それで?」チラッ...
まどあん「・・・!」
さやか「何よ・・・」ムスッ...
ほむら「勝負の決め方は思いついたの?」
さやか「う・・・い、いや・・・まだだけど・・・」
ほむら「そう・・・」ファサッ...
さやか「むぅ・・・」キョロキョロ...
さやか「!」ピタッ...
さやか「・・・」
【1F フロント ゲームコーナー etc...】
さやか「・・・フッ」ニヤリ...
さやか「・・・決まったよ?勝負の仕方、」
まどあん「!?」ドキッ!
ほむら「・・・何かしら?」
さやか「まぁ、それは・・・決闘場に着くまでのまでお楽しみ、ってことで・・・」
ほむら「・・・」ムッ...
まどあん「・・・」ドクン...ドクン...!
さやか「・・・」ウスラエミ...
まどか(一体・・・いったい何をしようっていうの・・・!?さやかちゃぁぁん・・・!)ドクン...ドクン...!
杏子(一体・・・いったい何しようってんだ、オイ・・・!?さやかぁっ・・・!)ドクン...ドクン...!
~ ゲームコーナー ~
バッカモ~ン♪ファンシーゲッタァ!タァァノシィヨォォォォ!?
さやか「さぁ、転校生ッ!!さやかちゃんと正々堂々、エアホッケーで勝負しろぉ!!」ビシッ!
まどあん(あー・・・はい・・・そうですか・・・)ヒョウシヌケ...
ほむら「・・・いいわ。完膚なきまでに、叩きのめしてあげる」ファサッ...
さやか「あ、言っとくけど、魔法使うのはナシね」
ほむら「―――――!?」ズガァァァァァンン!!
さやか「不公平だもんね。いざとなったら、自分だけは魔法を使ってどうにでもできるなんて」
ほむら「・・・えっ?」ホム...
さやか「いや、魔法はナシにしてよね?」
ほむら「・・・よく聞こえないわね」ホムホム...
さやか「だーかーらー!時間止めたり、魔法で身体能力増強したり、妙な技使うのはナシってこと!あたし、魔法少女じゃないし」
ほむら「・・・うっ」ホムウルッ...
まどか「ふぇ・・・ほ、ほむらちゃん・・・?」
さやか「な、なによ・・・?なんで泣いてんのよ・・・」ビクッ...
ほむら「・・・私ね?目が悪いんだよ?とっても目が悪いの」ウルウル...
杏子「あぁん?そうには見えないが・・・」
ほむら「前はめがねをかけてたの・・・今は魔法で視力を矯正してるから、魔法なしだと目が見えなくなっちゃぅ・・・」ウルウル...
まどさやあん「あぁ~・・・?」ナットク...?
さやか「むぅ・・・だからって、その魔法だけ使っていいことにしても、ズルとかされそうだし・・・」
杏子「そういうことなら、仕方ないから代わりあたしがあんたに視力矯正の魔法をかけてやるよ」
ほむら「!?」ゴロゴロピシャァァァァァァァン!
まどか「杏子ちゃんもそういう魔法が使えるの?」
杏子「ま、微調整は本人がやるよか劣るかもしれないけどね」
さやか「じゃー、これはこれで一件落着ね」
ほむら(杏子・・・杏子ッ・・・!!余計なことをっ・・・!泣き寝入り作戦が台無しじゃない・・・ッ!!!)ゴゴゴゴゴゴ...
杏子「ほら、魔力を落として普通の人並みになりな」
ほむら「・・・」シュン...
杏子「・・・」ポワァァァ...
ほむら「・・・」ショボーン...
杏子「これでよしと・・・どうだい?眼はちゃんと見える?」
ほむら「・・・見えるけど」ムスッ...
さやか「よぉーし!いざ勝負よ!転校生ッ!!」カマエ!
ほむら「待って!」
さやか「うぇぇっ!?」コテッ!
ほむら「 じ ゃ あ や っ ぱ り ダ ブ ル ス に し ま し ょ う ・ ・ ・ !」ホムゥン...!
さやか「じゃあ、ってなんだよ・・・」ジトー...
ほむら「もちろん、私のパートナーはまd・・・」ピタッ...
まどか「?」ヘチョーン... ←多分、そんなに強くない
杏子「?」 ←多分、普通にものごっつー強い
ほむら「どぅかぁ!?だっ・・・んふぅぅぅぅっ・・・!?まぁぁぁ・・・っ・・・杏子っ・・・!」ウルウル...!グヌヌ...!
杏子「・・・そんなに嫌ならあたしと組まなくてもいいだろ?」ジトー....
さやか「ま・・・せっかくだし、みんなでやったほうが楽しいかぁ。まどか、絶対勝つよ!」グッ!
まどか「う、うん!頑張ろうねっ!」グッ!
ほむら「いい、杏子?今回は魔力に頼った戦い方ができない・・・くれぐれも慎重にいくわよ」ジリッ...
杏子「魔法があろうと無かろうと関係ないさ。シラフでもむしろ手加減してやんねーとな・・・へへっ、腕が鳴る・・・」パキポキッ...
QB「おや、君たちもここにいたのかい?」ヌッ...
まどか「キュゥべえ!」
杏子「けっ、風呂場覗きが・・・こっちにくんなよ、スケべえ」シッシッ
QB「まったく・・・もう少しでゆでダコになるところだったよ。君たちはもう少し手加減というものを知ってもいいんじゃないかな」
ほむら「あれでも十分手加減したつもりなのだけれど?」ジロッ...
QB「・・・もし、あそこで君が弱っていなかったらと思うとゾッとするね」
さやか「でー?あんたはここに何しに来たのよ?」
QB「さっきも話したじゃないか。あそこにあるUFOキャッチャーとやらをやってみたいんだよ」キラキラ
QB「それで君たちに百円借りようとしてたんだけど、よく考えてみたら僕も前にマミからもらったお小遣いを持っていたんだ」ジャカジャーン! ←\100×5枚
杏子「あ、ちょうど良かった。今からみんなでエアホッケーやるから100円くれよ」バッ!ガシャコン...
QB「・・・」
ガコンッ...
さやか「おっ、ラッキー♪円盤、こっちから出てきたよ」トリ...
ほむら「く、来るわよ・・・!?防御は私に任せて、あなたは攻撃に専念しなさい・・・!」ジリッ...!
杏子「はぁ・・・こんなもん、防御も攻撃もほとんど関係ないだろーが・・・」
まどか「さやかちゃん、頑張れー!」
さやか「おう!いくわよ~・・・?とぉうっ!」カキンッ!
杏子「よっと、」カキンッ!カキンカキンッ!.
まどか「ふわぁっ!?」ポコッ!カキンッ...
杏子「あっはっはwwwそんなヘナチョコ打ちじゃ、勝負になんないよwwwなぁ、ほむ――」
ほむら「えいっ!」スカッ!
ガチャコン!デッテレッテッテッテー♪
杏子「うぉいッ!?」
まどか「わぁいwwやったぁーww」バンザイ!
さやか「まどか、やりぃwww」ハイタッチ!
ほむら「うっ・・・うぅ・・・」シクシク...ドヨーン...
杏子「何やってんのさ・・・あんた・・・」アキレ...
さやか「なによー?もしかしてあんた、魔法なしじゃサッパリってわけー?」ニヤニヤ
ほむら「ち、違うわ!今のは・・・今のはっ・・・」ウルウル...
まどか「ほ、ほむらちゃん・・・ごめんね・・・?」ザイアクカン...
ほむら「・・・!///」キュン...
ほむら「・・・今のはまどかの顔を立てるためにわざと外したのよ」ファサッ...
さやあん(なーんか、うそくせぇ・・・)シラー...
まどか「えー!?ほむらちゃん、馬鹿にしないでよぉー」ムーッ...
ほむら「!?」ガーン!
さやか「そーだ!そーだ!まどかのことバカにしないでよね!あたしの大事な嫁なんだからー♪」ナデナデ
まどか「さやかちゃんも大概でしょ・・・?」ムクレ...
ほむら(まどかに誤解された上に・・・美樹さやかに見せ付けられるなんてっ・・・ド畜生・・・ッ!)ゴゴゴゴゴゴゴ...!
杏子「お、おい・・・どうした・・・?」ゾワッ...
QB「ふぅ・・・今夜はつくづく瘴気が濃いね」プルプルッ、
さやか「ほら、早くしないと時間切れになるよ?」
杏子「はぁ・・・次は真面目にやってくれよな?」
ほむら「わかってる・・・」ムスッ...
杏子「それじゃ、いくぜ・・・?オラッ!」カキンッ!
さやか「とっ!」カキンッ!キンッ!
杏子「ほいさ、」カキンッ!
まどか「ほっ!」カキンッ!キンッ...
ほむら「えいっ!」カキンッ!
ガチャコン!デッテレッテッテッテー♪
ほむら「あ、あれっ!?」
さやか「だーっはっはっはwwwwww今度はまさかのオウンゴールかよwwwwwwwww」ゲラゲラ
杏子「おい・・・てめぇ・・・!」ムナグラ...!
ほむら「ひぃぃぃ!!ごめんなさい!わざとじゃないんです許してください!!」ブンブン!
杏子「」ポカーン...
QB「わけがわからないよ」
~ 数分後 ~
ほむら「・・・」ズゥーン...
杏子「・・・」ムスッ...
まどさや「キャピキャピ♪」ハイタッチ!
【 Loser... 5 - 7 Winner! 】
ホムアン マドサヤ
杏子「空振り3回、自爆2回、よそ見1回、まさかの敵前逃亡1回・・・」チラッ...
ほむら「だって・・・あんな速いの触ったら、危ないじゃないですか・・・」ウルウル...
QB「ちなみに5点とも全部、杏子の手柄だったね。向こうは、さやかが3点とまどかが2点」
さやか「じゃwwこの勝負はあたしたちもとい、あたしの勝ちってことで!」ドヤッ!
ほむら「ま・・・待ちなさい・・・!」キッ...!
さやか「むっ?なによー、不満でもあるわけー?散々醜態を晒しておいて・・・」
ほむら「ねぇ、三回勝負って知ってる? 学 校 で 習 っ た わ よ ね ? 」ホムゥン...!
さやか「いや、習わないし・・・」
杏子「あたしの真似すんな」イラッ
ほむら「というわけで、次はあのゲームで勝負よ」ユビサシ...
【ガンシューティングゲーム】
さやか「はぁ・・・仕方ないなぁ・・・」シブシブ...
杏子「相手してやんのかよ?お人好しだねぇ・・・」
さやか「だってあいつ、断ったら後で陰湿な嫌がらせしてきそうだし・・・泣きそうだし・・・」ヒソヒソ
ほむら「聞こえているのだけれど?」イラッ
さやか「で、あんた・・・ホントに三回勝負で納得するのね?これであんたが負けたらあたしの勝ちだからね?」
ほむら「ええ。もう泣き言は言わないわ」ファサッ...
さやか「当然、今回も魔法はナシだよ?」
ほむら「わかってる。キュゥべえ、お金!」
QB「はいはい、っと」スッ
ほむら「・・・」バッ!ガチャコン...
QB「・・・ん?」
ピッ…ピッ…ピッ、ピッ、ピピピピピピピピピ…!ドゥドゥドゥンッ、ドゥドゥドゥン…♪
【Press a button to start】テンメツ
ほむら「銃をとりなさい。美樹さやか」ガチャ... ←1P
さやか「ねぇ・・・今気付いたんだけど、これって相当あんたに有利じゃない・・・?変身したときピストル使ってたし・・・」ガチャ.... ←2P
ほむら「わざわざ自分に不利な戦い方を選ぶのは愚か者の所業でしょう?気付くのが遅かったわね」
【Now moving...】テンメツ
1P『俺の端末に衛星の情報をを送ってくれ!』
オペ子『もう送りました。展開している武装したテロリストに関しては抹殺命令が出ています』
2P『前方に武装したテロリストを確認・・・!』
1P『ああ、派手に行くぞ・・・!』スチャ...
1Pボイス『ステージ1(いち)ッ!!武装したテロリストを殲滅せよ!!!アクションッ!!!!』
ほむら「・・・」カチカチカチカチカチ…
1P『・・・』バンバンバンバンバンバンバァンッ!!!!
テロ『ぎゃあ!?』『ぐぇあ!?』『うぉぉっ!?』バタッバタッ...
さやか「えっ!?いや、ちょ・・・!?」カチ...オロオロ...カチ... ←ほむらに標的全部横取りされてる
2P『・・・』バンッ!…バンッ!
まどあん(うわぁ・・・)シラー...
~ 数十分後 ~
ほむら「・・・」カチ...
1P『ぬおおおおおおおおおおお!!!!!!』ドガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!!!!
攻撃ヘリ『メーデー!メーデー!』ピーピーピー!
杏子「あんた、いつまでやってんのさー!」イライラ
ほむら「次で最終ステージみたい。待ってて」シンケン
さやか「ムリゲー、ムリゲー・・・」ブツブツ...ドヨーン...
まどか「負けちゃったね・・・」ニガワライ...
杏子「つーか、あんた・・・魔法なしでもそっち系のセンスはあるんだな・・・」
ほむら「不思議よね。数えるのを諦めるほど引き金を絞ったせいか、銃を握ったときは私の精神が兵士の其れになってしまっているのかもしれないわ・・・」カチカチ...
さやか「お前は棒を持ったら凶暴になる小学生か・・・」ジトー...
杏子「でー?ほむらのゲームが終わったら、何のゲームで決着つけんの?」
ほむら「運動系はナシよ?いいこと?くれぐれも運動系はナシよ?いい?絶対によ?」カチカチ
1P『フラグアウト!!』ピンッ、ブンッ!
テロ『グレネードだァーッ!!』ドカーン!
(了)